2014年1月26日日曜日

ザンビア任地紹介:ムコンチ村

あけましておめでとうございます。

ザンビアに来て約3週間が過ぎようとしています。ベンバ語(任地で使う現地語)を学習したことと、先日任地訪問にいったこともあってかEeと言われてると何がYesなのだろうと考えてしまいます。

 さて、1月19日から4日間任地訪問で、私の任地であるムコンチ村にいってきました。任地訪問は、任地の同僚や上司に対して事前に挨拶をしたり、自分の家の確認や街の状況を調査するためのものです。

 今回初めて任地訪問にいったのですが、私の任地はKabweという大きな街から車で約2時間いったところにあります。今まで首都にずっといたこともあって、道が舗装されているということが当たり前だと感じていました。しかし、Kabweを少しでると舗装がなくなりました。どれだけ行けばムコンチにつくのだろうかと考えながらボーっと窓の外を眺めていました。景色が大きく変わったこともとても新鮮でした。


 任地につくと、まだ家が出来ていないこともあり学校の空き部屋の一角に宿泊をしました。トイレに行くにもシャワーをするにも井戸から水をくむ生活に驚きました。日本での生活やルサカでの生活が以下に恵まれていたものかということを実感しました。

 今回のタームでは数学の授業のみを受け持つことになりました。しかし、ザンビアはG8G10(中学2年生と高校1年生)の生徒から新シラバスの適応になり、新しい教科書もない状況の中教えるということになりました。難しいことはたくさんありそうです。

 夜は校長先生の息子たちが私の部屋に日本語を教えてくれと遊びに来てくれました。そこで、日本語の50音を教えました。初めてみる日本語に彼らは興味津々でした。一生懸命日本語を勉強しようとする生徒の姿がかわいくてしかたありませんでした。実際に教壇に立って教えるのがとても楽しみになりました。


 任地を知るために街を散策していると1人の生徒に会いました。彼の名前はAlpha。授業をやっているはずの時間なのに自転車で街を走っていました。街を案内してくれるというので細かいことは気にせず案内してもらうことにしました。するとスコールにあって雨宿りをすることになりました。しかし、やむ気配がないので学校に戻ることにしました。学校が近づくとAlphaは先生にばれるとまずいからとそそくさとどっかにいってしまいました。あれ?僕も先生なのにと思ったのは内緒です。


 道ばたや学校の廊下を歩いていると、校長先生の息子が私に嬉しそうに話しかけてきました。なんだろうと思っていると、昨日教えた50音を組み合わせて自分で言葉を作ってきてこれは日本で言うと合っているのか、どういう意味なのかと聞いてきました。一生懸命日本語を学ぼうとしている様子をみてとても嬉しくなってきました。

 これから任地で様々な活動をするにあたって、協力隊活動や授業も大切なことですが、まずは現地での生活に慣れ生きる術を身につけなければならないなとしみじみ感じました。