2011年12月28日水曜日

来年もよろしくお願いいたします。

皆さん、こんにちは。
初めてのブログに登場する樺島こと、かばさん/ジョニーです。


来年の6月からザンビアに行くことになりました。
私がこうして、ザンビアに行けるようになったのも、たくさんの先輩方の支えやご指導があったからです。また、同期で一緒に行く竹内さん(のぞのぞ)が居たからです。私は、理数科の免許や教えると言う経験がなかったため、どのように指導案を作り、どのように授業をやっていけばいいのか分かりませんでした。そのため、何度も何度も大きな壁に直面し、諦めようかとも考えました。しかし、壁にぶつかるたびに新たな発見があり、乗り越えるたびに大きな喜びがあり、そのたびによっし!頑張ろうと思えました。このように乗り切ることができた、頑張ろうと思えたのも先輩方や同期の竹内さんの温かいサポートがあったからです。たくさんのサポートがあったからこそ、無事に合格の切符を手にすることができたのだと思います。本当に先輩たちや竹内さんには、言葉ではいい表せないくらい感謝しています。本当にありがとうございます。

合格の切符を手に入れる事ができとても嬉しいのですが、本番はこれからだと思いますので、ザンビアに行くまでの半年間しっかりと準備して望みたいと考えています。勉強会ではしごかれ落ち込んだりもしますが、毎回学ぶことが多くとてもいい勉強になっています。毎回忙しいのにも関わらず、勉強会に参加してくださり、ありがとうございます。こんなにアドバイスをくれ、サポートしてくれる環境にいることに感謝をし、色々な事を先輩たちから吸収して更にレベルアップしていきたいと思っています。

常に、“Stay Hungry, Stay Foolish”であり続けこれからも頑張っていきます。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。

2011年12月19日月曜日

ザンビアへの切符

やっと、ザンビアの子供たちに会える切符を手にしました!!

去年の秋、私は青年海外協力隊に応募しましたが、2次試験まで行ったものの、自分の知識不足が仇となり不合格となってしまいました。しかし、今年の春募集にもう一度挑戦し、合格通知をやっとの思いで頂くことができました。本当にありがとうございます。

青年海外協力隊員になるためには、まず1次試験である志望理由書、健康診断、職種による専門試験の審査に合格しなければいけません。そして、2次試験に行われる面接とTOEICテストに合格することができたら、訓練所に入る権利をもらうことができます。願書を応募してから、2次試験合格まで大体4ヶ月くらいかかり、その後の訓練所での訓練を終えた人のみ、晴れて隊員として認められます。私は、来年の4月から二本松訓練所で2ヶ月間訓練を受け、無事に終了することができたら6月頃にザンビアへ派遣される予定です。

また、私は多くの方からのご支援によって今の自分があると思っています。ザンプロの先輩方は、願書の添削や2次面接の練習など様々なアドバイスをして下さりました。IDECの先輩や友人、留学生は、日々の課題に追われて笑うことを忘れていた私に笑顔を分けてくれました。特に、私と同じようにザンプロで応募していた樺島さんは、辛いとき肩を支えてくれたり、笑って吹き飛ばしてくれる良き同士です。2次試験の当日も、2人で居たからこそ緊張を和らげることができたのだと思います。このように、周りに協力隊経験者が沢山おり、支えてくれる人たちがいるこの環境が、私に大きなチャンスをもたらしてくれたのだと思います。

訓練所に入るまで残された時間を無駄にせず、今の自分に足りないものを少しでも埋めていきたいです。また、ザンビアの教育の役に立つような研究も進めていきたいと思っています。

2011年11月30日水曜日

こんにちは

こんにちは。

広島大学国際協力研究科院生の渡邊耕二です。
最近のザンビアプログラムについてです。

2011年前期には、二人の学生がザンビアプログラムに参加することを意識しながら、
模擬授業や先輩ザンプロ隊員にレクチャーをしてもらったり、いろいろ活動してきました。

その二人は、来年4月からザンビアで隊員として活動するために、約2ヵ月間のトレーニングを福島県の二本松にある青年海外協力隊訓練所で受けます。つまり前期の頑張りが実り無事に隊員への切符を手に入れつつあります。

今期においても、お二人は活発な活動を続けています。具体的には、週一回のペースで模擬授業やザンビアについて研究を進めている学生からレクチャーを受けるなどしています。

派遣前にいろいろな情報を集めること、気持ちを高めていくことは有意義な二年間を過ごすためにも重要なことではないかと思います。

ザンビアでの活躍が大変期待できるお二人にさらなる飛躍を応援したいと思います。

2011年10月23日日曜日

ラストスパート!!


こんにちは。
お久しぶりです。ザンビアから原田です。

とうとう私の任期も残り3ヶ月になりました。
これまでを振り返ってみて、嬉しかったり、楽しんだり、イライラしたりと、色んな事がありました。残り3ヶ月の任期といっても、11月には国家試験もあるので授業できるのは、後1カ月半くらいです。
最近は、学校へ行く道を歩きながら、もっぱらセンチメンタルになってきています。
正直まだまだ帰りたくないと、8月に馬場先生がザンビアにいらっしゃった時もダダをこねてしまいました。
  
そんなザンビア生活ですが、つい先日、大統領選挙があり、約20年続いていた政権が変わりました。「私たちには変化が必要なんだ!」と同僚が言っていました。
  
そこで、私が過ごした19カ月、何か生徒や私に変化はあったのかと、授業ノートを振り返ってみました。授業ノートというは、私の授業終了後にその授業に対する批評やコメント、気付きのようなものを、(できるだけ)記録していたものです。

そのノートを振り返ってみて気付いた事は、授業の雰囲気が変わったという事です。色んな授業スタイルがありますが、授業中の生徒の在り方や、生徒が私にする質問や要望が変わったと感じます。

最初のころ、生徒達は授業の中で例題を欲しがったり、答えの正誤に固執したりしていたり、英語を話せて主張できる生徒が強くて、個々がばらばらで、授業が単発的で終わり、後に続いていかないように感じていました。しかし、最近は自分の意見やクラスで共有することや、他の人の意見をいい意味で指摘したり、what if~?の質問をしたりするなど、授業がクラス全体で共有できている場面が増え、授業の間の繋がりが出てきたように感じています。

もちろん反省点は100万個以上あり、もっと経験や知識があれば、と悔やむ事もありますが、せっかくなので嬉しかった事を紹介してみました。

私の研究のテーマは「思考過程」で、どうして生徒が躓くのだろうというのが、出発点でした。しかし、このテーマはまだザンビアに赴任する前、もっといえば大学院入学前に決めたもので、正直日本にいる時は、ザンビアの生徒の躓く様子なんて知らなかったし、ザンビアに赴任してもこのテーマを自分が持ち続けていけるのだろうかと少し不安でした。

しかし、授業プランを作る時や授業をしている時、テストを採点している時など、いつも頭に浮かぶのが私の研究テーマです。生徒のテストの点数で測りきれないものを見る事が出来たらいいなと思います。

残り3ヶ月ですが、最初の気持ちを忘れないように研究・活動を充実していきたいと思います。

2011年9月15日木曜日

研究の話

こんにちは。
IDECで理科教育講座に所属している中里春菜と申します。

私はザンビアプログラムの一員として2009年から2011年までの2年間ザンビアにて理科を教えて来ました。本日は現在行っている研究について少しお話ししようと思います。

ザンビアでは、日本でいう中学23年生に「身の回りの理科」、高校生に「物理」の授業を行ってきました。教科書の内容は大半で日本のその学年に習うものと同じです。他方、ザンビアに限らず多くのアフリカ諸国で理数科能力の低さが問題視されており、それを伸ばすためのプロジェクトがよく入っています。まず初めに、私はザンビアと日本の理科教育でどんな違いがあるのだろうということに興味を抱きました。
もちろん、様々な違いがありました。まず、教室環境が違います。ひとクラス当たりの人数、教科書所持率、実験器具の有無などは明らかでした。また、教師の知識不足や教師中心の授業スタイルなども問題視されています。こういった様々な課題がある中で私が注目したのは生徒の基礎能力欠如でした。

教師は授業を計画する際に、生徒の反応を予想しながら進めていきます。その時にどこで生徒がつまづくかという点で、日本の同学年の学生とザンビアの学生では大きく異なります。と言うのは、ザンビアでは中学生・高校生の時点で身に付いているべき基礎能力が定着していないために、簡単な計算、文章理解というところでつまづき、その先のレベルを議論するに至りません。計算を間違える例を次に2つ挙げます。

1、分数が引き算に...
 クリックで挿入
2、分数の計算で、数値の大きい方から小さい方を割る(この間違いは分数を習い始めたころなら、よくあるでしょうが、この例は中学校2年生の解答です)
 クリックで挿入
私は、この状態に対し、緊急で対処していく必要があると思っています。既にそれを習得するべき学年を過ぎているにもかかわらず、それが身に付いていない。そして、それが壁となって先の内容を理解できない。理解できないまま上の学年に上がる。といった悪循環が形成されています。つまり、今の学年にいながらにして、基礎能力を身につけ、さらにその学年で習うべきことが理解できるような方法はないかと考えました。私の研究では、高校生を対象に調査をしました。結論としては、基礎能力欠如は練習量が圧倒的に足りていないゆえであり、それに対して有効となるのは、一つのことをパッパッと教えていくのではなくいくつかの段階に細分化してスモールステップで教えていくこと。また、ドリル問題などで繰り返し練習することです。実際にこの方法を試したところ、彼らの正答率は大きく伸びました。今は、この方法を現場の先生方に受け入れてもらうためにはどうしたらいいかということを考えています。

研究したことが今後のザンビアの教育に少しでも貢献できたらという思いで、現在、来年3月卒業に向けて修士論文を書いています。

以上、「研究のはなし」でした。
それでは、長々と失礼しました。

2011年9月6日火曜日

渋谷のつぶやき

みなさま、こんにちは。広島大学国際協力研究科、平川研究室の渋谷です。
1月に帰国したばかりでして、記憶が残っているうちに色々とお話しさせていただけたらと思います。
今日は、私のザンビア・プログラム(以下、ザンプロ)に参加した背景から、現在の研究状況、最後に私から見たザンプロの利点、を簡単にさせていただきます。
まずですが、私、理数科教師という枠では異色の文系学部出身です。大学時代は、ドイツ中世史を勉強していました。そんな私がなぜ理数科教師で協力隊へ行ったのか、疑問に思う方も多いかもしれません。語りだすと長くなりますので、手短にご説明しますと;
    途上国の教育を勉強したいと、ドイツへの留学を終えた学部3年時代から、考えるようになる。
    途上国の教育を専門にやっている大学は、あまり多くない。⇒興味・関心の関係から、広島大学国際協力研究科の平川先生を指導教員に希望する。
    入学してから、やっぱり途上国の現場の事を知らないと、研究の意義が深まらないと、思い、協力隊を本気で考えるようになる。
    教員がいいと思ったが、教員だと、「小学校教員」か「理数科教師」しか、職種としてなかった。数学ならば学部時代に、塾講師をバイトでしていたことがあり、中学までの数学ならば、特に問題はなかった。
    ザンプロを活用しての派遣を希望し、協力隊もなんとか一発で合格!晴れて、ザンビアへ
という5章仕立てのストーリー展開になっております。言いたいことは、別に文系だろうと行けるってことです。そもそも文系・理系の違いって、本人の興味の違いであって、本気でやろうと思えば、大体の問題は解決できるという、ことです。なので、文系だけど、理数科教師どうしようとか、考えているあなた!今やらないで、いつやるんですか?打席に立つ機会はこれで最後かもしれませんよ。「ここで打たなきゃ、誰が打つ?」
熱い協力隊談義は一度終わりにしまして、研究のことについて、話させていただきます。私の研究ですが、現在「ザンビア共和国における学校改善プロセス」というタイトルで行っています。
通常ザンプロは、協力隊活動中に調査をすべて終わらせるというのが、望ましいとされていますが、私の場合、学校をいくつか回らなければならない研究であったため、学期期間中に行かなければならなく、本業の教員業務があったため、結局予備調査までしか終えることができませんでした。本調査は、隊員としての活動が終わってから、またザンビアに赴き、1か月じっくり調査だけを行いました。それはそれで、準備に時間がかけられるので、いいのですが、調査にはお金と時間が必要なので、そこに関しては要検討が必要です。
最後にザンプロの利点についてです。ザンプロでの利点は、3つあると個人的に感じています。
まず、身分を持ったまま参加できる点です。休学で参加するので、協力隊が終わって帰ってきてもすぐにやることがあるので、暇を持て余すことがありません。
次に、指導教員の指導も工夫次第で受けることにより、現場の疑問をそのまま研究に活かせることです。そこが一番の強みである気がします。
そして、最後は、ザンビアに行く派遣前から、ザンプロ先輩隊員方から丁寧な指導を受けられることです。主に現地の教育情報の共有、教育政策文書の読み合わせ、模擬授業を行いますが、これは、訓練所でも教えてくれない現地の学校や生徒の現状を踏まえて行ってくれるので、かなり役に立つこと間違いなしです。参加者は模擬授業の準備で結構忙しかったりもしますが。
以上長々と書きましたが、熱く書かせてもらいました。私は、広島大学に来て、ザンプロに参加してよかったと本当に思っています。人生観というか、仕事に対する考え方が変わりました。今は、その気付きを活かすべく、これからの進路を進んでいきたいと思っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2011年8月19日金曜日

「UNZA(University of Zambia)&HU(Hiroshima University)シンポジウム」


みなさん、ご無沙汰しています。ザンビアより野中です。
今年は8月9日にUNZAと広島大学の理数科教育シンポジウムが開かれました。準備期間では、予想通りUNZAに何度も訪問しなければなりませんでした。何度行っても何も進んでないことがあったりしました。プッシュプッシュでした。しかし、当日は9時スタートのところを6時半に到着したらしく、
早く来てくれと電話がありました。

当日、日本人からは馬場先生、野中、原田とJOCVより2名の方が発表しました。
ザンビアからの発表は楽しく聞けました。
写真はJOCV永井さんの発表の様子とUNZAの学生の方々です。

僕の発表は午前中にあり、緊張しましたが何とか無事言いたいことは言えました。
ランチの時間に、ザンビアの高校の教員でUNZAの学生をしている方がやってきて、
僕の発表に共感してくれました。
UNZAの学生の方にも聞いて欲しいと思いながら発表したので嬉しかったです。

高橋調整員には準備から当日まで、そして次の日の教師会もお世話になりました。
馬場先生にはこの一週間本当にお世話になりました。
ありがとうございました。



2011年8月10日水曜日

ザンビアから帰国しました。


 先日ザンビアの元同僚からメールがあり、
JETSの州大会の結果が分かりました。

州大会には、6月に行われた地区大会の、
各カテゴリー上位3名が出場でき、
各カテゴリーで優勝した生徒が次の全国大会に出場できます。


州大会前に任期が終わってしまい、
最後まで指導を続けることができませんでしたが、
4名の生徒が優勝し、全国大会の出場権を獲得しました。
生徒が活躍することのできる環境を整えることが、
協力隊の醍醐味の一つだと感じました。

ぜひ、全国大会でも優勝して欲しいです。

2011年6月13日月曜日

JETS( Junior Engineers Technicians and Scientists)と生徒と高阪さん


こんにちは、ザンビアより野中です。

先日、僕の住んでいるチョマ地区でJETSの大会がありました。

JETSでは、数学と理科に関するクイズや、テスト、プレゼンテーションなどを行い、他の学校と競い、上位3位までが、次の州の大会に出場できるというものでした。去年も出場し、僕の学校からは1人、州の大会に出場できる予定でしたが、教育委員会がトランスポートを用意できなかったため、当日にいきなり「行けません!」と言われました。

その雪辱を晴らすべく、今回は高阪さんの後押しもあり、JETSに力を入れようと準備してきました。結果は、クイズではプライマリーレベルで6校中1位、ジュニアレベルで14校中1位になりました。生徒が終わった後、抱き合っていたのが印象強いです。テストでは誰も入賞できませんでした。テスト中に他の学校の様子を期間巡視していたのですが、レベルが違うなと感じました。プレゼンテーションでは3人出場し、プライマリーレベル数学で1位、ジュニアレベル数学で3位、ジュニアレベル昆虫学で2位となり、生徒たちは頑張りました。偉いです!州の大会も生徒と一緒に頑張ってきます。

高阪さんの生徒もガスガス入賞して、高阪さんが見たことない笑顔をしていました。そんな高阪さんも月曜からチョマを離れます。すごくお世話になり、感謝しています。そして、協力隊4年目お疲れ様でした。

2011年6月2日木曜日

授業研究ワークショップ

先日配属先で、授業の質的向上を目指した、
授業研究のワークショップを開催しました。

ザンビアでの授業研究の歴史は浅く、
2005年に一部の州で導入され、
現在全国に広まりつつあります。
配属先では、今年度より本格的に授業研究が行われる予定です。

今回のワークショップでは、特に生徒の躓きに焦点を当て、
事前に配属先の教員と、隊員で指導案を作成しました。
当日に、その指導案をもとに議論し、1つの指導案を作り上げました。
そして、その指導案をもとに授業及び授業観察を行い、
討論を通して、次回の課題を明確にしました。


クリックで挿入


クリックで挿入

ワークショップ後の反応や、アンケートから、
授業研究の利点が、配属先の教員に伝わったのでは無いかと思います。

任期も残り10日となりましたが、
配属先の教員が、授業の質的向上を目指し、
授業研究を継続して行ってくれればと思います。

2011年5月24日火曜日

運命を変えたパンフレット

みなさんこんにちは。

一月に帰国して、早4か月半。
いつの間にか日本の生活にも慣れ、最近やっとザンビアが恋しくなってきました。。。

私事ですが、21日(土)に東京のJICA地球広場で行われた協力隊募集説明会に参加し、ザンプロの紹介をしてきました。
当日はザンプロ紹介パンフレットを持参し、それを使いながら参加者の方へ説明させていただきました。
今日はそのパンフレットと私の出会いを紹介しさせていただきたいと思います。

私自身、このザンプロへ参加した最初のきっかけは、協力隊募集説明会会場にさりげなく置かれていた一枚のパンフレットでした。
当時は学部3年生で、協力隊でアフリカに行きたいと思う気持ちと大学院で数学教育を学んで教師になるべきかと悩んでいました。
そんな状況で私はこのパンフレットに出会い広島大学をインターネットで検索し、馬場先生の研究室を知り現在に至っています。
もし、あの時あのパンフレットに出会っていなかったら私は実家のある北海道の教育大で数学教育を勉強していたでしょう。
そして、ザンビアへ行くこともなかったでしょう。
そして、ザンビア人と楽しい素敵な時間を共有することもできなかったでしょう。

そう考えると、まさにあのパンフレットは私の運命を変えた一枚のパンフレットといっても過言ではないでしょう。
運命的な出会いはいつどんな場面で訪れるか、だれにも予測できません。
次はどんな運命の出会いがあるのでしょうか?楽しみに毎日を過ごしたいと思います。

2011年5月13日金曜日

新☆ザンビア・プログラムメンバーのブログ『メンバーたちの熱い思い』

みなさん、

こんにちは。広島大学大学院国際協力研究科(International Development and Cooperation: IDEC)では、青年海外協力隊員(職種、理数科教師)としてアフリカにあるザンビア共和国で活動すると同時に、IDECの学生として修士号を取得するべく勉学に励むというプログラムを実施しています。

このプログラムは、2002年から始まり第一期のザンビア・プログラムのメンバーは、平成14年度隊からスタートしました。現在では、実際に3名の学生がメンバーとしてザンビアで活躍していきます。

この度、前管理者であった方が無事に博士号を取得され、IDECを卒業されました。そのため、これを機に新しいブログのページを設けることにいたしました。

新しい管理人の渡邊耕二と申します。IDECの後期課程に在籍しております。
私自身は、このプログラムの修了生ではありませんが、修士課程の頃からこのプログラムに参加された方には大変お世話になり、現在に至っています。

このプログラムに参加された方には、それぞれの目標やそれを達成するための努力を怠らず、努力を続けられている姿に頭が下がる思いです。

また私がIDECに入学したのとほぼ同時期にザンビアに行かれた方が今年の1月に帰国され、隊員活動と勉学に励まれた2年間の時間はとても偉大なものだったのだなと簡単に想像できるほど、成長と志を持たれています。

現在活動されている学生やこれから参加しようと考えておられるIDECの学生を中心に、熱い思いを語っていただける場としてこのブログを充実させていきたいと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。

2011年2月7日月曜日

ザンビアへの感謝

元管理人の澁谷です。

ご報告です。
私は2005年第4期生としてザンビア・プログラムに参加し、修了後にザンビアの数学教育に関して研究を深めてきました。

先日、最終試験に無事合格して、ドクターを頂くことになりました。

これも一重にザンビアのご協力してくれた子どもたち、先生方、教育省の方々、大学の先生、専門家の皆様のおかげだと思っています。

勿論、これが終わりではなく、全てのスタートになると思っています。

私の論文は日本語で書かれたものです。
英語で幾つか発表し、論文にもまとめていますが次のステップは
この論文を英文にまとめて、協力してくれた先生方、ザンビアの教育省のみなさん、大学の先生、私の元同僚の方々に読んでもらって、批判やコメントを頂くことだと思っています。

勿論、研究は続けていくつもりですが、これからまた新しいステップとして何ができるのか
楽しみでしょうがありません。

そして続けてご報告ですが、実はドクター論文執筆中に入籍して氏名が変わりました。
これからは中和でこちらのブログにも関わっていきますので、新管理人渡邊さんともどもよろしくお願いします。

2011年1月15日土曜日

怖い、怖い-中里さんからのお便り-

池田研の中里です。2年間のザンビア生活もあと残すところ2日となった今日大晦日(注)です。
2年間を振り返ると言っても何を書いたらいいのか…

そこで「噂って恐ろしい!」と感じたエピソードをひとつお話ししたいと思います。

実はついこの間の事なのですが…

私は何人かの友人たちに見送られて私の任地を引き上げてきました。
しかし、荷作りにあまりにも時間がかかってしまい街の人たちに別れのあいさつをせずに町を出ることとなりました。

これが心に引っかかっていたので、その2日後に再び任地に戻ることにしました。

マーケットなどを回りながら挨拶をして歩いていると、偶然見送りに来てくれた女性たちに遭遇しました。もちろん驚いて、どうしたのか尋ねられました。
私は「別れを言い損なった人たちに挨拶をしに戻ってきたんだー」といい、和やかに彼女たちと別れて行きました。
その後、そんな会話をきっかけになんとも驚く展開を見せることになりました。

まず彼女たちは家に着くと、私と会ったことをネタに近所の人たちと話をしました。
ところが、その時話を面白くしようとしたのか、「春菜がボーイフレンドに別れを言うためにまた戻ってきたのよ」と話しました。

一方私は何人かの人と待ち合わせをして挨拶をして過ごしていました。
そんなとき、ちょうどその噂を聞いた女性が、私と彼女の旦那さんが一緒にいる現場を目撃したのです。

もちろん私たちにそんな関係はありません。しかし、その噂と目撃のタイミングで、彼女は旦那さんが私と浮気してると確信してしまったようです。

その夜、その旦那さんから電話が来て大変なことになったとの報告を受けました。
衝撃の報告でしたが、全く事実無根だったので、まぁすぐに誤解は解けるだろうと予想し、私は全く介入しないようにしようと決めました。

その次の日、私は朝5時、電話で起こされました。
何とその相手は、その人の奥さん。ヒステリック気味で、事実を話してちょうだいっと迫られました。
旦那は真実を語ってくれないとも言ってました。
私は、私たちの間にはそんな関係は一切なかった事を伝えましたが、彼女は嘘をつかないでの一点張り。。。


いやー。こんな大変なことになるとは思っていませんでした。そして、噂話ってなんて怖いんだろうと実感した体験でした。

(注:中里さんたちは1月5日本日に帰国しました)

ザンビアでの自主ゼミ



先日ザンビアに派遣されている学生で集まり、
各自の研究内容についての議論を行いました。

これまでは、主にメールベースで意見交換を行ってきましたが、
直接話し合うことで、今まで以上に深みのある議論が行えたように感じます。

今後も、ザンビアの教育の質的向上を目指し、
チームとして活動を行っていければと思います。

2011年1月4日火曜日

-2年間の活動を終えて-

ご無沙汰しております。
2009年にIDECに入学した、木村です。

ザンビアプログラムに参加し、来月で2年間のザンビア生活を終え、日本に帰ります。
ザンビア滞在中は馬場先生をはじめ、たくさんの先生方に支えていただきました。

研究に関する支援はもちろんのこと、私が任地で開催した「原爆写真展」や「JOCV40周年記念展」などの展覧会の際にも先生方からご助言をいただき、本当にザンビアプログラム学生として2年間こちらで活動ができてよかったと感じています。
滞在中もいつも私たちのことを気にかけてくださり、おかげで研究にも活動にも励むことができました。

同様に、大学院の皆様からもメールゼミ(メールベースでの研究発表)の際に貴重なコメントをいただき、また活動を励ましてくれたこと本当に感謝しています。
ザンビアプログラムは研究と実践の融合と言いますが、正直なところ、現地で教師として悩みながら、研究活動をするということは容易ではありませんでした。

しかし2年間という長いスパンで研究について考えてこれたこと、そして生徒たちと真正面から関われたことは、研究者としても、これから教師として日本で働くにしても非常に貴重な経験になったと確信しています。

これから日本に帰ってしっかり研究に励もうと思います。