2012年12月26日水曜日

途上国と先進国の狭間で

 ザンビアに来て、一番日本と違うと思う点は、教員1人当たりの子供の数です。私の学校は、1クラス80人から100人ほどいます。先日行われた理科教員の教員ミーティングで、来年からはさらに1学年1クラスずつ増えることが連絡されました。午前と午後のクラスを総合すると、26クラスに登ります。これを聞いた先生たちは、険しい表情。どうやって教えるモチベーションを維持したら良いのか、頭を抱え込んでいました。ざっと計算すると、教員1人当たり250人~300人の生徒を担当しています。授業時間は1コマ40分と短く、生徒1人にかけられる時間は約10秒です。半日しか授業がないので、ザンビアの子供たちは、確実に日本の子供達よりも教育を受けられる時間は短いです。この時間の差が、学力差を生んでいる1つの理由なのではないかと思いました。

こちらへ来てから約5カ月、ザンビア教員の勤務態度や生徒への指導方法など、もっとこうした方が良いのではと思うことも多々あったのですが、ザンビアの先生たちが置かれている状況が見えてきた今、そう簡単には言えないなと思いました。停電や断水が当たり前で、日々生きることに必死な中、ザンビアの先生たちはよく働いていると思います。生徒を召使のように扱っている姿に、最初は違和感を覚えましたが、教員数が足りていない状況に、場合によっては生徒にお願いするのも1つの手段なのかなと思いました。

将来のザンビアを担う子供達には、堅実に生きてほしい。そのためにも、子供たちを育てる学校にはもっともっと向上していって欲しい。幸いにも、私の配属先の学校は熱心な先生が多く、私の意見に耳を傾けてくれる先生たちがたくさんいます。日本のやり方をそのまま実践するのではなく、今のザンビアで無理なく取り入れられる方法を一緒に見つけ、共に挑戦していくことが大切なのだと思いました。今度、理科の先生たちと理科教員の部屋を掃除する予定です。どのような掃除になるのか、はたまた掃除が持続するのか、楽しみです!!また、その後の様子はこのブログを通して伝えていきたいと思います。
 

2012年12月21日金曜日

異分母の引き算に関する授業


 どうもこんにちは、馬場研M1の益子です。 昨日ザンプロゼミを行いました。昨日は僕と原田さんが分数の中の「異分母の引き算」をテーマにして授業を行いました。
 
 僕の授業の目標は「異分母の引き算をどうすれば計算できるか考えさせ、そのためには通分することを理解した上で計算が出来るようになる。」でした。
 
 結果、生徒に考えさせることがうまく出来なかったです。その原因の一つが生徒の意見を授業でうまく使えなかった事でした。どうすれば異分母の引き算の計算ができるか、いろいろと意見が出たにも関わらず、それらを用いてどう授業を進めるのか準備できていなかったのです。そのため意見に流されてしまい着地点が曖昧になってしまいました。生徒にとっても理解も深くならない授業だったかなと思いました。
 
 
 
 次回は生徒の意見を予想する。どの意見を使うのか、その意見を用いてどう進めるのかを準備したいと思います。
 
 原田さんの授業に関してはやっぱり上手かったです。授業の構成の仕方、生徒の意見の用い方、生徒との意思疎通、授業での振る舞い方など見習うべきところが沢山あったので自分の授業に取り入れていきたいと思います。

2012年12月16日日曜日

11月に行われたイベント


 ザァーザァーと大量の雨が降る、雨季に入ったザンビアです。乾季に比べ雨季の夜は気温が急激に下がるため、快適に眠ることができます。

11月は、柔道日本大使館杯、そして先輩隊員の任地でのスポーツ×日本文化紹介イベントと2つのイベントがありました。私は、ソーラン隊として両方のイベントに参加してきました。今回は、それらのイベントについて紹介していきたいと思います。

柔道日本大使館杯。これは、ザンビア人と日本人が柔道を通して交流を深めるイベントとして1986年から開催されているそうです。ザンビア人の柔道は、とても迫力があり日本の伝統的スポーツと言えども、日本人顔負けでした。ザンビア人と日本人が真剣に試合に臨んでいる姿を見て「国境を超えたスポーツによって、相互の絆を深められるものであるな。」と改めて実感しました。「このイベントによって、多くのザンビア人が柔道に好感をもち、柔道を始めるきっかけのひとつになればいいな。」と思いました。

 
スポーツ×日本文化紹介イベント。このイベントは、日本の文化や食事の紹介と共にスポーツを通して交流を図り、相互理解を深めるイベントです。ソーラン隊の迫力あるダンスから始まり、日本文化紹介、スポーツイベント交流という日程でこの日は進んでいきました。ザンビア人の子供が踊るソーラン節は純粋でかわいらしく、見ている観客の心を引きつけました。もちろん、私の心も引きつけられました。私は、ソーラン隊だけではなく日本食の一つとして紹介されたカレー作りも担当しました。そして、7月のブログで宣言していた鶏さばきを挑戦しました。鶏さばき宣言から4ヶ月目でやっと実行の時がきました。まちに待った鶏さばき。もちろん平然と鶏をさばくことはできず、終始「ギャーギャー!」と騒ぎながらの作業でした。終始、騒いではいましたが、怪我をすることもなく、無事に鶏をさばくことができました。1117日は、私にとってザンビアで初の鶏さばき記念日となりました。さばいた鶏はチキンカレーとして、みんなで美味しく頂きました。スポーツイベントでは、ザンビア人対日本人でバレーボールとサッカーの対戦を行い、久しぶりに熱く燃えたスポーツ対戦でした。この日は、内容の濃い充実した楽しい一日を過ごすことができました。

そして、今回のイベントを終えて「自分の任地のカブエでも配属先の学校と周辺の地域住民を巻き込んだイベントを開催したいな。」と思いました。私の配属先の学校は、日本人ボランティア受け入れが初めてであるため、日本についての理解が希薄な部分があります。なので、文化交流イベント等を通してザンビアと日本の異文化相互理解へ繋がる機会を提供できたらと考えています。またそのようなイベントを通して、ザンビアと日本の交友関係も更に深めていきたいと思っています。「あんなイベントやろう!」、「こんなイベントやろう!」と、イベントのことを考えていたら、何だか気分がワクワクしてきた樺島からの11月のブログ更新でした!

2012年12月11日火曜日

JICA中国でのザンビア研修


こんにちは、野中です。西条はめっきり寒くなってきました。

 先日、ザンビアから教育省の方や教員養成学校の学長や講師が研修のためにJICA中国に来られていました。その研修は授業研究のための教材研究ということが主な目的でした。馬場先生がその研修の講師をされていて、「ザンビアの数学授業で感じた課題」を話すようにと10分間だけ時間を頂きました。

 ザンビアで働いていてエライ人にここを変えてほしいと思ったことはたくさんありました。なので、これはチャンスだとザンビアでの活動を思い出し、相談し、2つだけ伝えようと決めました。

1つは自己反省をすることです。授業研究や学校で授業を作っている同僚を見ても思いましたが、うまくいかない、都合が悪いことなどは自分ではない何かが悪いからだという論理になってしまいます。そういう場面をよく見てきました。もっと自分を振り返ることができれば授業もよくなっていくのにと思ったことが何度もあります。

2つ目は生徒の能力です。1つ目と関連していますが、うまくいかなかったとき生徒の能力がないからできないと考えてしまうことです。生徒に能力がないから自分の授業がうまくいかないと言ってしまえばそこで終わってしまいます。何もかも終わりです。それがすごく嫌でした。生徒は能力をまだ持っているから、先生達には生徒のせいにするのではなく自分を反省して授業をよくしていってほしいと伝えました。
 
始めに自己紹介をして、ひとりアイスブレイキングをしてから上の2点を伝えました。ひとりアイスブレイキングでは新井さんから授かったジョークを言いましたがすべりました。それ以外はすごくいい感触でした。言いたい内容が何だか一般的なことになってしまってちゃんと伝わったかなと思いましたが、それが本当に言いたいことだったから仕方ありません。発表の後にはたくさん質問を受けて嬉しかったです。ほんのちょびっとは言いたいことが伝わったのかなと思いました。

2012年12月6日木曜日

マラリア


 先日、マラリアを患いました。私の住居は生徒の寮と隣り合わせにあって、雨期が始まってからは多くの生徒がマラリアにかかっていたので、対策はしっかりとしていたつもりでしたが、とうとう私もかかってしまいました。最近は忙しくて、あまり休めていなかったのも要因だったかもしれません。

 マラリアは大量の汗をかいたかと思えば、その次の瞬間には何枚毛布を被っても悪寒を感じるという本当に気持ちの悪い病気でかかって数日間は体力が奪われました。病気自体で体力が奪われるだけでなく、処方される薬を内服することによっても奪われるので、30分程歩くだけで疲れていました。

 私の場合は、かかってすぐに治療を始めたので、大事には至りませんでした。もう一度、気を改めて、病気や事故に巻き込まれないようにしていきたいと思います。

2012年12月1日土曜日

チーム感


こんにちは。帰国して10ヶ月が経つ原田です。
突然ですが、私、ミュージカルが大好きなんです。
これまでいくつかのミュージカルを見たのですが、先日また新しいミュージカルを見てきました。
やっぱりとっても感動しました。

多分、そこまで気持ちが入るのは、自分がダンスをしてた事も要因の一つだと思います。
ミュージカルやダンスにしろ、特にそのチーム感が好きなんです。
人前で、自分たちがいいなと思っている事をショー作品としてチームのみんなと表現できるのは、とてもおもしろいです。

なのでミュージカルを見ると、一つの作品のために、チームの中での自分の役割やメンバー、照明、衣装だとかたくさんの要素を踏まえながら、チーム全体でどんどん完成度を上げて一生懸命に作り上げられたもの、と思いながら見てしまうので、更に感動しちゃいます。

一つ、ザンビアでやりたかったな、と思うことに、こういった全体で何か一生懸命になる場を生徒に提供できればよかったなと思っています。

私がいた学校のクラブ活動でサッカーなどを見ていても、チーム全体というより個人プレーでゲームを進めていたり、運動会のリレーでは一着でなかったら走るのをやめてしまったりと、そんな場面がありました。
なので、何か結果だけにこだわらない一生懸命になれる過程の場を作れたらよかったなと思います。しかも、個人ではなく全体で、且つ数学の授業以外で。

今、思うとザンビアで色々やりたかったこととかやれなかったことが出てきます。
少し、切ないですね・・・。

2012年11月26日月曜日

初心の気持ちを忘れべからずの巻

 
 どーも!最近時間が過ぎるのが早くて本当に驚いています。ザンビアに来て早4ヶ月です。生活にも慣れ、初めの頃に比べるとだいぶ気が緩んでしまっているように感じます。気が緩んでいる時が危険!気を引き締めるためにも、自分の初心の気持ちを振り返ってみようと思いました。そこで、今回は、去年の今頃の自分を振り返ってみることにします。

去年の今頃、私は、秋募集に向けて再チャレンジしていた時期でした。春募集の結果が思うようにいかず、ショックで涙が止まらなかったのを今でも覚えています。それでも、やはりJOCVに行きたいという夢は諦めきれず、もう一度秋募集に挑戦する決意をし、それに向けての準備をしている時でした。突然のJICAから電話。内容は、理数科教師で空きが出たのですが、どうですか?という内容の電話でした。突然の電話に驚いてしまい、すぐに返事ができなかったので、少し考える時間を頂くことにしました。なぜなら、秋募集では青少年活動という春募集とは違う職種で受験しようと、既に気持ちを切り替えていたからです。春募集で合格できなかったのは、自分のバックグラウンドが理数科でない上に、実務経験がないということが関係しているのではないかと考え、秋募集では青少年活動という実務経験等の制限のない職種で受験しようと考えていました。その矢先の一報だったため、少し戸惑ってしまいました。そして、両親、友達、先輩方、教授等、様々な人に相談をしました。その時に、ある一人の大切な人が私に贈ってくれた言葉です。

“「夢」への道には直線的なコースもあれば回りくどいコースもあるだろう。重要なのはどのコースを選ぶかはなく、どんなコースでも夢につなげるという意思だと思う!”

この言葉、そしてたくさんの方々からのアドバイスで私は決心しました。「よし、挑戦してみよう!」と。最初から失敗を恐れて挑戦しない方が後悔するのではないか。また、厳しい道を行けば勿論辛いことが多くある。しかし、その分、それが自分の成長にも繋がり、得るものが格段に多いのではないかと思い、このチャンスを無駄にせず、挑戦してみることにしました。もし、あの時断っていたら今、私はザンビアにはいません。今は、本当にあの時ザンビア行きを決めて良かった、来て良かった、そう思っています。授業準備やクラスマネージメントで苦労することもありますが、それ以上に学ぶことや、得ることの方が多く、毎日が刺激的で本当に楽しい日々を送っています。

改めて、ここまで支えてくださった方々に感謝の気持ちを込めて、心から御礼申し上げます。そして、日々の活動も、感謝の気持ちと向上心を忘れずに励んでいきたいです。

さて、話は変わりますが、私の週末の過ごし方について少し話したいと思います。週末は、同僚と教会に行ったり、近所の人の家で一緒にザンビアの主食であるシマを作ったり、おしゃべりしながらのんびりしたり、充実した週末を送っています。今回は、その中のある週末の写真の様子をUPします。

 
3,4回は、同僚や近所の人の家でシマを食べるくらいシマにはまっている樺島からの10月のブログ更新でした。シマパワーで残りの今ターム、GOGO!していきたいと思いまーす!!

2012年11月21日水曜日

「Lonely Boy」

IDECの階段を上っていたときにクロードさんに会いました。

クロードさんはルワンダ出身の愉快なおじさんです。

マラウイ出身のカタさんはもう修了して帰国してしまい、ザンビア出身のムワンザさんは調査で一時帰国してしまいました。

なので、クロードさんは

I’m lonely.

と言っていました。

これはいかんと思い、クロードさん、原田、隣の研究室の大橋さんの4人でスーパー銭湯に行くことにしました。

クロードさんは温泉が3回目ということで手慣れたものでした。

完全に富士山の絵とマッチしていました。

露天風呂では、1時間半くらいいました。

結婚についてクロード節が止まりませんでした。

結婚してよかった??

という質問に対する彼の名言を紹介します。

 The marriage is not good, but it’s very good.

2012年11月16日金曜日

「生徒からの手紙」

ザンビアにとって、10月は最も暑い時期。ザンビア人もこの暑さには参っている様子で、“How are you?”と尋ねると、“I’m not good.”と正直にその日のコンディションを話してくれます。日本人は、自分の体調について隠す傾向にありますが、ザンビア人は医療体制が整っていないせいか、体調が悪い人はそれを周りの人へ伝え、直ぐに体を休めます。私は最初、いつでも“I’m fine!!”と答えていましたが、最近は、正直に自分の体調を伝えるようになりました。そうすると、暑い時にはどうしたら良いか、水浴びや日傘などの対策法を教えてくれました。そして、こんな当たり前のようなことに気づかなかった自分に驚き、ザンビア人に感心させられる毎日です。
 

教師として働き始めて約2カ月。周りから学ぶことの方が多く、ときには何しにここへ来たのか自問自答することもありました。そんな矢先、生徒が初めて私に手紙を届けてくれました。その内容は、「私を先生の娘にして欲しい」というラブコールでした。私はまだまだ分かりやすく教えることができなかったり、クラスマネージメントがうまくいかなかったりと、教師として反省するべき点は沢山あります。しかし、生徒が私のやっていることに対して価値を見出してくれたようで、なんだか嬉しかったです。徐々に周りの先生や生徒と信頼関係ができ始め、町の人も私を先生として認識してくれるようになりました。これからもっともっと活動の幅が広がって行きそうで、楽しみです!!今後も、良い授業ができるように、生徒の力になれるように頑張ります☆
 
 

2012年11月11日日曜日

「ザンビアの教科書」


10月に入って一気に秋になり寒さを少しずつ感じてきたと思っていたら、現在は寒さを感じない日はない日々になりました。寒さはあまり得意じゃありません、馬場研M1の益子です。

最近になって初めてザンビアのGrade8Grade9の数学の教科書を読みました。

Grade8では16単元、Grade9では21単元教えるようになっています。単元の量が多いので、ザンビアで教壇に立つ際にはしっかり年間の計画を立てないと終わらないなと感じました。

また日本の教科書と比べてみていろいろと異なる箇所があります。例えば日本の中学2年の教科書とザンビアのGrade8(中学2)の教科書を比べてみても、日本では確率の内容が入っているがザンビアは入っていない。またザンビアでは分数の単元が入っているが日本は入っていないなど、同じ学年でも学習する単元が異なる部分がありました。

他には同じ内容の部分を比べてみても説明の仕方が異なった形で書かれています。逆に日本の教科書の特徴を発見できたりと、いろんな事が見えてきてとても興味深いです。

まだ読み始めたばかりなので、今後もザンビアの教科書の特徴を発見しザンビアの教育に対する理解を深めていきたいと思います。

2012年11月6日火曜日

デモ

みなさま、こんにちは。

先日はザンビアの独立記念日でしたが、私の任地セレンジェでは全てのイベントがキャンセルになり、少しおかしな空気の流れた日でした。というのも、その一週間前にセレンジェでは殺人事件が起き、警察の捜査があまりに手ぬるいという事でコミュニティの住民が蜂起したのです。その週は町では催涙弾を装備した警察とデモを起こしている住民とが争っており、たまたまそこに居合わせた同僚教員は催涙弾の影響で止まらない涙をハンカチで押さえながら、学校へ帰ってきました。就業時間に町で何をしていたのかは知る由もありませんが、どうやら本当に催涙弾が発射されたようです。それを受け、警察は独立記念日に合わせて住民たちがもう一度デモを起こすのではないかと懸念し、セレンジェで行われるはずのイベントを全てキャンセルにさせたのでした。その後日全ておさまった頃に私は同僚たちと一緒に町の様子を同僚の車で見に行きました。すると、町は静まり返っていました。何かに気付き驚いている同僚の目がさすその先を見て見ると、驚く事にいつも利用している店の窓ガラスは全て割れ、中の品物が全てなくなっていました。中で座っていた店主に話を聞いてみると、デモに参加した住民たちが興奮して投石し、全て奪っていったそうです。その店主があまりにかわいそうで、私たちはかける言葉が見つからず、肩を落として家路につきました。

 
そのデモには私の学校の生徒や友人も参加していたそうですが、話を聞くと彼らが警察に対してどれだけの墳怒を抱いているのか痛いほどにわかりました。しかし、だからと言って、石を投げたり、物を盗んだりするのでは自分たちが警察に伝えたかった本来の主張は伝わりません。適切な方法で出来るだけ冷静に丁寧に主張をしなければ、その主張は相手には絶対に届きません。

とは言っても、同じような思いを抱いた仲間たちと行進をしている中で、興奮が絶頂になり、破壊衝動に捉われてしまう、そんな気持ちもわかりそうな気もします。でも、本当はわかっていないのかもしれません。もし、それがわかったとしてもその行為は許してはいけないのかもしれません。

デモなんて、よそのどこかの国で起きている自分とは直接関係のない危険な事というような認識をしていました。もちろん、そういった報道に心を揺さぶられたり、もっと知りたいと思ったりすることはありましたが、それはどこか他人事でよそよそしいものだったように今となっては思います。しかし、それが目の前で起き、実際に自分の生徒や友人がそのデモに参加し町を破壊している。また、同僚が催涙弾の影響を受け、別の友人はデモのせいで悲しみ傷ついている。非常に混乱している状況の中で、私はこのデモ自体やそれに関わる人たちをどう捉えていけばいいのか正直よくわかりません。いつか両者が和解への道を共に歩み、平和ないつもの町に戻るように願いながら、じっくり私自身は何が出来るのか考え、出来る範囲で危険のない範囲で行動していきたいと思っています。

2012年11月1日木曜日

青年海外協力隊説明会イベント


1017日、広島大学で青年海外協力隊の説明会が開催されました!

広島大学内外からたくさんの方がいらっしゃり、計100名の参加となりました!

これから青年海外協力隊への参加を考えている人、少し興味がある人、もっと知ってみたい人などたくさんの方とお話できて、私自身とても楽しかったです!

よく聞かれた質問は、「病気とかなりませんでしたか?」と「言葉は大丈夫だったんですか?」という、健康面と言語面に関する心配事でした。

私も、ザンビアに行く前はすごく心配でしたが、、、そのどちらも大丈夫です!
協力隊に行った後は、みんな健康的な体で帰ってくる人が多い気がします!
言語に関しても、行きたいって思っているなら喋れるようになります!

ザンビアの事をじっくり思い出すと、辛い・きつい思い出もたくさん浮かぶのですが、やっぱりもう一度行きたいなーと考えちゃいます。

また今後もチャンスを狙って頑張りますー!

2012年10月26日金曜日

Teacher’s day


先週末はworld teacher’s day ということで、セレモニーに参加してきました。午前中は参加している各学校の出し物大会で主に踊ったり、踊ったり、踊ったり、全員で踊り狂っていました。午後には各学校から優秀教員の表彰がありました。自分の学校からは誰が選ばれるのだろうと、耳をそばだてて司会者の声を聞いていると、なんと私の名前が呼ばれました。驚きでその場に座っていましたら、近くの同僚が「お前、呼ばれてるぞ」と手を引いてくれました。まさか、自分が選ばれるとは思ってもいませんでしたので、自分でいいのかという思いでいっぱいでした。振り返ってみると、やはり嬉しくて涙がこぼれました。賞を受賞した事以上に、自分がザンビアの学校で働く一員として認められたという事が嬉しくてたまりませんでした。

任地に日本人一人だけで、自分自身を鼓舞し続けながら、仕事を続けて行くことは本当に難しい事です。活動も一年が経ち、教育という評価が目には見えにくい場で、最近は少し疲れてきた感もありました。そういう中で、優秀教員として受賞されたことは今まであったたくさんの悲しかった事、苦しかった事が報われたような気がしました。これからも、自分を叱咤激励しながら、仲間と共に仕事をしていきたいと思います。この場を借りて、近くで遠くで応援してくださっている皆さんにお礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

2012年10月21日日曜日

Sushi Rollパーティー

こんにちは、馬場研M1の益子です。最近寒くなってきました。夏が終わって寂しいです。

ところで先日同じ研究室の大先輩、新井さんが僕とImmaculeeさんを新井さんの家に招きSushi Rollパーティーを開いてくれました。

新井さんが以前から計画してくれていたのですが、なかなか忙しくてずっと出来なかったのですが、とうとう今回都合が合い、待ちに待ったSushiRollパーティーを開催することになりました。

僕とImmaculeeさんで新井亭に到着し中に入るやいなや、新井さんの眩く暖かな笑顔で迎えられ、そして新井シェフ特製の唐揚げやサラダ、飲み物までテーブルの上に並べられていました。初めから至れり尽くせりです。

まず乾杯し、一息ついて談笑。そしてついにSushi Roll作りの時間が来ました。

まずは新井シェフがSushi Roll作りの手本を見せます。
 

Immaculeeさんも新井シェフの指導のもとSushiRoll作りに挑戦しています。


時には厳しい指導も・・・


最後は新井シェフの力を借りず、一人で作れるまで成長し・・・

 
困難を乗り越え完成したSushi Rollがこちら。



 新井シェフも絶賛の出来栄えです。Immaclueeさんも満足そうでした。

今回でSushiRollの作り方も覚え、絆を深めることが出来た素晴らしい機会になりました。僕もザンビアに行ったら是非教えようと思います。

2012年10月16日火曜日

教師デビュー

9月から3学期が始まり、とうとう私も本格的に教師としてデビューしました。担当しているのは、8年生の理科と10年生の生物です。教室に入ると生徒が大きな声で「グッドモーニング!!マダム!!」と出迎えてくれます。この声を聞くと、どんな時でも自然と笑顔になってしまいます。生徒よりも、元気で授業をすることが私のモットーです。日本では全ての生徒が教科書や鉛筆を持っていますが、ザンビアは必ずしもそうではありません。なので、教え方も変わってきます。日々、試行錯誤しながら授業づくりに励んでいます。ザンビアと日本の共通点は、授業を聞く生徒の態度だと私は思います。授業が面白いと、自然と教室が静かになるのです。こういう瞬間が、私は好きです。また、質問を投げかけると必死に答えてくれます。そういう純粋なところも私は好きです。


 
 第2週目には2日間に渡り、私の任地で理数科教師のためのワークショップが開かれました。私の配属先の先生も参加し、一緒に実験作りや授業作りを行いました。今後、各々が授業にアクティビティーや実験を取り入れていってもらえるように、サポートしていきたいと思っています。
 

2012年10月14日日曜日

合格しました!

こんにちは、野中です。


広島県教員採用試験合格しました!!

高校数学です。

嬉しいです!

愛媛県の結果もあさってにでる予定です。

学校の先生になることは小学校の時からの夢だったのですごく嬉しい気持ちでいっぱいです。
 
修士論文の中間発表も無事終わりました。

写真はそのときのものです。

一区切りです。

モチベーション高く研究できそうです!

頑張ります。