2012年11月26日月曜日

初心の気持ちを忘れべからずの巻

 
 どーも!最近時間が過ぎるのが早くて本当に驚いています。ザンビアに来て早4ヶ月です。生活にも慣れ、初めの頃に比べるとだいぶ気が緩んでしまっているように感じます。気が緩んでいる時が危険!気を引き締めるためにも、自分の初心の気持ちを振り返ってみようと思いました。そこで、今回は、去年の今頃の自分を振り返ってみることにします。

去年の今頃、私は、秋募集に向けて再チャレンジしていた時期でした。春募集の結果が思うようにいかず、ショックで涙が止まらなかったのを今でも覚えています。それでも、やはりJOCVに行きたいという夢は諦めきれず、もう一度秋募集に挑戦する決意をし、それに向けての準備をしている時でした。突然のJICAから電話。内容は、理数科教師で空きが出たのですが、どうですか?という内容の電話でした。突然の電話に驚いてしまい、すぐに返事ができなかったので、少し考える時間を頂くことにしました。なぜなら、秋募集では青少年活動という春募集とは違う職種で受験しようと、既に気持ちを切り替えていたからです。春募集で合格できなかったのは、自分のバックグラウンドが理数科でない上に、実務経験がないということが関係しているのではないかと考え、秋募集では青少年活動という実務経験等の制限のない職種で受験しようと考えていました。その矢先の一報だったため、少し戸惑ってしまいました。そして、両親、友達、先輩方、教授等、様々な人に相談をしました。その時に、ある一人の大切な人が私に贈ってくれた言葉です。

“「夢」への道には直線的なコースもあれば回りくどいコースもあるだろう。重要なのはどのコースを選ぶかはなく、どんなコースでも夢につなげるという意思だと思う!”

この言葉、そしてたくさんの方々からのアドバイスで私は決心しました。「よし、挑戦してみよう!」と。最初から失敗を恐れて挑戦しない方が後悔するのではないか。また、厳しい道を行けば勿論辛いことが多くある。しかし、その分、それが自分の成長にも繋がり、得るものが格段に多いのではないかと思い、このチャンスを無駄にせず、挑戦してみることにしました。もし、あの時断っていたら今、私はザンビアにはいません。今は、本当にあの時ザンビア行きを決めて良かった、来て良かった、そう思っています。授業準備やクラスマネージメントで苦労することもありますが、それ以上に学ぶことや、得ることの方が多く、毎日が刺激的で本当に楽しい日々を送っています。

改めて、ここまで支えてくださった方々に感謝の気持ちを込めて、心から御礼申し上げます。そして、日々の活動も、感謝の気持ちと向上心を忘れずに励んでいきたいです。

さて、話は変わりますが、私の週末の過ごし方について少し話したいと思います。週末は、同僚と教会に行ったり、近所の人の家で一緒にザンビアの主食であるシマを作ったり、おしゃべりしながらのんびりしたり、充実した週末を送っています。今回は、その中のある週末の写真の様子をUPします。

 
3,4回は、同僚や近所の人の家でシマを食べるくらいシマにはまっている樺島からの10月のブログ更新でした。シマパワーで残りの今ターム、GOGO!していきたいと思いまーす!!

2012年11月21日水曜日

「Lonely Boy」

IDECの階段を上っていたときにクロードさんに会いました。

クロードさんはルワンダ出身の愉快なおじさんです。

マラウイ出身のカタさんはもう修了して帰国してしまい、ザンビア出身のムワンザさんは調査で一時帰国してしまいました。

なので、クロードさんは

I’m lonely.

と言っていました。

これはいかんと思い、クロードさん、原田、隣の研究室の大橋さんの4人でスーパー銭湯に行くことにしました。

クロードさんは温泉が3回目ということで手慣れたものでした。

完全に富士山の絵とマッチしていました。

露天風呂では、1時間半くらいいました。

結婚についてクロード節が止まりませんでした。

結婚してよかった??

という質問に対する彼の名言を紹介します。

 The marriage is not good, but it’s very good.

2012年11月16日金曜日

「生徒からの手紙」

ザンビアにとって、10月は最も暑い時期。ザンビア人もこの暑さには参っている様子で、“How are you?”と尋ねると、“I’m not good.”と正直にその日のコンディションを話してくれます。日本人は、自分の体調について隠す傾向にありますが、ザンビア人は医療体制が整っていないせいか、体調が悪い人はそれを周りの人へ伝え、直ぐに体を休めます。私は最初、いつでも“I’m fine!!”と答えていましたが、最近は、正直に自分の体調を伝えるようになりました。そうすると、暑い時にはどうしたら良いか、水浴びや日傘などの対策法を教えてくれました。そして、こんな当たり前のようなことに気づかなかった自分に驚き、ザンビア人に感心させられる毎日です。
 

教師として働き始めて約2カ月。周りから学ぶことの方が多く、ときには何しにここへ来たのか自問自答することもありました。そんな矢先、生徒が初めて私に手紙を届けてくれました。その内容は、「私を先生の娘にして欲しい」というラブコールでした。私はまだまだ分かりやすく教えることができなかったり、クラスマネージメントがうまくいかなかったりと、教師として反省するべき点は沢山あります。しかし、生徒が私のやっていることに対して価値を見出してくれたようで、なんだか嬉しかったです。徐々に周りの先生や生徒と信頼関係ができ始め、町の人も私を先生として認識してくれるようになりました。これからもっともっと活動の幅が広がって行きそうで、楽しみです!!今後も、良い授業ができるように、生徒の力になれるように頑張ります☆
 
 

2012年11月11日日曜日

「ザンビアの教科書」


10月に入って一気に秋になり寒さを少しずつ感じてきたと思っていたら、現在は寒さを感じない日はない日々になりました。寒さはあまり得意じゃありません、馬場研M1の益子です。

最近になって初めてザンビアのGrade8Grade9の数学の教科書を読みました。

Grade8では16単元、Grade9では21単元教えるようになっています。単元の量が多いので、ザンビアで教壇に立つ際にはしっかり年間の計画を立てないと終わらないなと感じました。

また日本の教科書と比べてみていろいろと異なる箇所があります。例えば日本の中学2年の教科書とザンビアのGrade8(中学2)の教科書を比べてみても、日本では確率の内容が入っているがザンビアは入っていない。またザンビアでは分数の単元が入っているが日本は入っていないなど、同じ学年でも学習する単元が異なる部分がありました。

他には同じ内容の部分を比べてみても説明の仕方が異なった形で書かれています。逆に日本の教科書の特徴を発見できたりと、いろんな事が見えてきてとても興味深いです。

まだ読み始めたばかりなので、今後もザンビアの教科書の特徴を発見しザンビアの教育に対する理解を深めていきたいと思います。

2012年11月6日火曜日

デモ

みなさま、こんにちは。

先日はザンビアの独立記念日でしたが、私の任地セレンジェでは全てのイベントがキャンセルになり、少しおかしな空気の流れた日でした。というのも、その一週間前にセレンジェでは殺人事件が起き、警察の捜査があまりに手ぬるいという事でコミュニティの住民が蜂起したのです。その週は町では催涙弾を装備した警察とデモを起こしている住民とが争っており、たまたまそこに居合わせた同僚教員は催涙弾の影響で止まらない涙をハンカチで押さえながら、学校へ帰ってきました。就業時間に町で何をしていたのかは知る由もありませんが、どうやら本当に催涙弾が発射されたようです。それを受け、警察は独立記念日に合わせて住民たちがもう一度デモを起こすのではないかと懸念し、セレンジェで行われるはずのイベントを全てキャンセルにさせたのでした。その後日全ておさまった頃に私は同僚たちと一緒に町の様子を同僚の車で見に行きました。すると、町は静まり返っていました。何かに気付き驚いている同僚の目がさすその先を見て見ると、驚く事にいつも利用している店の窓ガラスは全て割れ、中の品物が全てなくなっていました。中で座っていた店主に話を聞いてみると、デモに参加した住民たちが興奮して投石し、全て奪っていったそうです。その店主があまりにかわいそうで、私たちはかける言葉が見つからず、肩を落として家路につきました。

 
そのデモには私の学校の生徒や友人も参加していたそうですが、話を聞くと彼らが警察に対してどれだけの墳怒を抱いているのか痛いほどにわかりました。しかし、だからと言って、石を投げたり、物を盗んだりするのでは自分たちが警察に伝えたかった本来の主張は伝わりません。適切な方法で出来るだけ冷静に丁寧に主張をしなければ、その主張は相手には絶対に届きません。

とは言っても、同じような思いを抱いた仲間たちと行進をしている中で、興奮が絶頂になり、破壊衝動に捉われてしまう、そんな気持ちもわかりそうな気もします。でも、本当はわかっていないのかもしれません。もし、それがわかったとしてもその行為は許してはいけないのかもしれません。

デモなんて、よそのどこかの国で起きている自分とは直接関係のない危険な事というような認識をしていました。もちろん、そういった報道に心を揺さぶられたり、もっと知りたいと思ったりすることはありましたが、それはどこか他人事でよそよそしいものだったように今となっては思います。しかし、それが目の前で起き、実際に自分の生徒や友人がそのデモに参加し町を破壊している。また、同僚が催涙弾の影響を受け、別の友人はデモのせいで悲しみ傷ついている。非常に混乱している状況の中で、私はこのデモ自体やそれに関わる人たちをどう捉えていけばいいのか正直よくわかりません。いつか両者が和解への道を共に歩み、平和ないつもの町に戻るように願いながら、じっくり私自身は何が出来るのか考え、出来る範囲で危険のない範囲で行動していきたいと思っています。

2012年11月1日木曜日

青年海外協力隊説明会イベント


1017日、広島大学で青年海外協力隊の説明会が開催されました!

広島大学内外からたくさんの方がいらっしゃり、計100名の参加となりました!

これから青年海外協力隊への参加を考えている人、少し興味がある人、もっと知ってみたい人などたくさんの方とお話できて、私自身とても楽しかったです!

よく聞かれた質問は、「病気とかなりませんでしたか?」と「言葉は大丈夫だったんですか?」という、健康面と言語面に関する心配事でした。

私も、ザンビアに行く前はすごく心配でしたが、、、そのどちらも大丈夫です!
協力隊に行った後は、みんな健康的な体で帰ってくる人が多い気がします!
言語に関しても、行きたいって思っているなら喋れるようになります!

ザンビアの事をじっくり思い出すと、辛い・きつい思い出もたくさん浮かぶのですが、やっぱりもう一度行きたいなーと考えちゃいます。

また今後もチャンスを狙って頑張りますー!