2009年10月22日木曜日

配属先紹介―地域に根付いた学校

こんにちは。任期もあと3か月の山田です。

配属先のBulungu Basic Schoolはチムンズィと呼ばれるビレッジの中にあり、もともとコミュニティスクールからスタートした政府系の学校です。



私はこのビレッジが大好きで、授業がない時間に住民のところに降りていっては午後くる低学年の子どもたちに読み書きや簡単な計算などを教えたり、お母さんたちの井戸端会議に参加し、つたないながらもニャンジャ語会話を楽しんでいます。

チムンズィとはそのままビレッジという意味のニャンジャ語ですが、このビレッジから通ってくる生徒は多くおり、学校の中にもコミュニティ担当の先生がいて、コミュニティの理解がほしい場面ではその先生が活躍します。

校舎の増設・改修の際には地域の働き手のない人たちを安く雇い、またPTA費という学校へのお金を校舎の増設を理由に引上げ、給食(とはいってもさつまいもと紅茶だけですが)の際には買い出しから調理・配膳までボランティアを募ります。コミュニティは喜んで協力してくれ、その学校がimproveするのを心から喜んでいます。お手伝いした後は、「先生は大変大変っていつも言ってて給料に文句つけたりストを行使したりするけど、先生の大変さがやっとわかった。学校って大変ねぇ。先生ってえらいねぇ」と言っていました。

以前は採光のための穴しかなかった暗い教室が、地域の協力でこんなにきれいになりました。たった1年未満での変化ですが、きれいになって大きくなった学校は地域住民、親の誇りです。





先日はOPEN DAYという、先学期の成績表を渡す日でした。
生徒に前日に案内のビラを家に持って帰ってもらい、親は翌日やってきました。
成績優秀者の表彰が行われたのですが、生徒の名前が呼ばれると親はヒャッホウと奇声をあげ、「ヨヨヨヨヨヨヨヨ!ヒェィッ!ヒェイっ!!」と歌い踊りながら校長らとの握手をしに出てきます。みんなの目の前で息子や娘とハグします。


その後、先生は個別に親と面談しながら成績表を渡します。



その日もビレッジに降りてお話してきたのですが、子どもの成績表の話題でもちきりでした。「この子はいつも成績いいんだけど、他の子はまったくダメでねぇ」なんて話しています。井戸端会議にいろんなお母さんがやってきて、「お宅の子は何番だった?」と聞いています。

このお母さんは私が先生をやっているのに家に帰って自分で料理するのが大変でしょうと、お昼ごはんを作ってくれます。

私の学校は地域にも地域に住むヤギにも開かれた、とってもいいところです!
Bulungu Basic Schoolは後任の原田さんを心よりお待ちしております♪

ザンビアの母

おはようございます。管理人です。

朝、学校に来てメールボックスをあけると、Hi, this is your Zambian mum,
というメッセージが飛び込んできました。

ザンビアに行った2005年12月、自分の任地へ派遣される前に1ヶ月の現地での訓練が行われます。
その際に、ホームステイ・プログラムというものがあり、そこでは1週間ザンビア人の家族の家へホームステイします。

私のママはトンガ語(ザンビアの現地語)をあまり話せないトンガ人のママでした。
それが冒頭の彼女です。

彼女はとても私をかわいがってくれて、私もママが大好きでした。
首都に地方から上がってくるときに(首都に行くのではなく、感覚的に「上がる」ものなのです)
いつも彼女と遊んでいました。

クリスマスパーティでも一緒に踊り、ディスコにも踊りに行き、結婚式でも踊り
彼女とはダンスばっかりしていました。

ママは最後にこう書いていました
I miss you so much,

私も!
早くザンビアでママに再会したいです。