2014年3月26日水曜日

帰国のための戦い


ザンビアでのフィールドワークを終え、314日に無事帰国!っと思いきや、帰国できなくなる事態に…

ルサカ空港を出たと思いきや、1時間ほどして飛行機がルサカに引き返しますとのアナウンス。機体の不備で高度を上げられないのが原因とのこと。夜中に空港に戻され、300人の乗客は再びイミグレでハンコをもらい荷物を回収。300人の乗客に対して対応している航空会社の職員は一人!

しかも一人一人の名前を読み上げて、何かをメモして、ホテルを割り当てて…気の遠くなるような作業…読み上げた名前もよく聞こえないし、乗客はそれぞれ効率のいい案を提案したり勝手に手伝い出したりと正にカオス…

21:40のフライトが引き返し、乗客全員をさばききった時には次の日の朝5:00を迎えていました。

なんとか事態が収まったかと思いきや、そんなことはなく、「新しい機体がくるから待ってください」と言われ続け丸2日ホテルに監禁。ザンビアでよく聞く「Now now」。全く信用できない言葉ですね。Nowってのが結局気休めでしかないのはこの場合も同じでした。2日待っても事態が変わる気配がなく、耐えられない乗客たちが「さっさと帰して」とクレームが殺到。そしたら、急に「機体の修理が完了したから皆さんそれに乗って飛んでください。」と。まるでクレームを解消するために修理が完了したことにしてしまったんじゃないかというようなタイミング。そんな機体は恐ろしくって乗れないと搭乗拒否をすると「100% safe!」と豪語。だから安心して乗ってと。今まで新しい機体が来るから来るからと言われ続け、結局新しい機体が来なかったこの人たちの言葉を誰が信じられる??

しかも、100%と言われれば更に怪しく感じる。

そんな中、そんな怪しい機体には乗れないと搭乗拒否した私は更に丸2日帰国が遅れると言われ、そんなのは嫌だから通常便に乗せてくれといい、通常便にはもう席がないと断られ…当日キャンセルがあるかもしれないじゃないかと引き下がらず、最後のギリギリまで粘り続け、スタッフを追いかけて付きまとい続け、最後にようやく通常便に押し込んでもらえることに。ふー。勝ち取った!

結局はビジネスとかには空きがあるんですよね。といっても、私がビジネスに乗れたわけではないですが、ステータスの高い他のお客さんをビジネスに移し、私はエコノミーで何とかその日にドバイまでたどり着くことができました。

2か月間のフィールドワークをザンビアで滞在したのですが、この帰国のための戦いが強烈過ぎてザンビアの記憶がこの3日間に埋め尽くされてしまったような感覚です。

まあ、何と言っても、無事に帰国することができて一安心しているところです。

2014年3月21日金曜日

ザンビアにおける人脈

約1か月の調査を終え帰国します。

今回の調査では、多くのザンビア教育関係者の協力もあり、予定していた内容をほぼ実施することができました。

ザンビア教育省から研究許可証の取得に協力して下さった専門家の皆様、各教育機関へ研究協力要請のレターを書いて下さったザンビア大学の学科長、調査実施校へ協力を要請して下さった元配属先の校長及び同僚、ザンビアにおける研究体制の充実度合いを再認識しました。

帰国後は調査結果の分析に専念し、8月にザンビア大学にて開催されるザンビア教育フォーラムで成果を発表できればと思います。


2014年3月16日日曜日

学生らしいこと

みなさん、こんにちは。

大学院生としての生活も残るところ、1か月となってしまいました。
残る1か月で学生らしいことをしようということで、東広島から地元の京都まで原付で帰りました。春の陽気を存分に浴びながら、気持ちの良いツーリングとサンドイッチまで用意して意気込んでいましたが、実際は、凍えるほど寒く、何度も原付を配達して、電車に乗り換えてやろうかとも思いました。ですが、今回ばかりは、なんとか最後までやり遂げたかったのです。

 実は、3年前も1度挑戦したことがあったのです。その時は、あまりにも寒いので、途中の兵庫県で電車に乗り換え、実家まで帰ったのでした。大学院生活が終わるまでに、なんとか、リベンジをしたい。その思いから、最後の記念として、このツーリングを一人企画したのです。

朝の10時に広島を出発し、京都に到着したのは、夜の10時。なんと12時間もかかってしまいましたが、なんとか最後までやり通すことが出来ました。排気ガスの吸い過ぎで、頭が痛くなったり、腰が曲がらなくなったりと、体のいろんな箇所が傷んでしまいましたが、すがすがしい気持ちです。何事も最後まで諦めないで、やり通すことをモットーに社会人になっても、邁進していきたいと思います

2014年3月11日火曜日

日本文化紹介@カブエ

先日、ザンプロの一年先輩である樺島さんの配属先の学校で行われた日本文化紹介にスタッフとして参加してきました。内容は日本文化紹介以外にも理科のワークショップ、運動会もあり内容盛りだくさんです!

日本文化紹介の中で生徒と隊員みんなで歌を歌う企画があり、僕はそのまとめ役を担当しました。

結果、生徒と隊員が一緒に歌い上げる事が出来ました!正直始めは僕が歌を担当出来るのかが不安でしたが、多くの人に助けられなんとか無事に終えられてほっとしています。生徒達と一つの事を共にやり遂げ、一体感も感じられたことがすごく嬉しくて、とても良い機会になりました。みなさんに本当に感謝です!また他の企画も生徒達みんな楽しんでいました。


ザンビアに赴任してから初めての学校で行われる行事に参加して、やはり行事の良さと改めて感じました。生徒達の盛り上がり、楽しんでいる姿を見ると、行事の重要さをしみじみ感じます。確かに僕が生徒の時も行事が好きでした。

これまでの活動では理数科教師として派遣されている事もあり、主に授業を行ってきて、どうしたら生徒達がもっと出来るようになるかなどばかり考えていました。

しかし授業以外の場で生徒達と何かをやり遂げたり交流する場を持つことで、生徒からすると日々の楽しみが増え、モチベーションも上がり普段の授業にも良い影響を与えるし、教師としても授業では見られない生徒の顔が見れたりと、メリットがたくさんあるように思います。従って今後僕の学校でもこういった場を作っていきたいと思います!

2014年3月6日木曜日

Secret Friend

 

  昨年から、教員はチームで働かなければいけない、1人よがりではうまく仕事ができないということを校長先生が仰っていました。同じ教科を教えている先生たちと、進捗状況を確認し、分からないところがあればお互い教え合う、どこの職場でも求められることです。私も「うんうん。その通りだ。」と思って聞いていると、1人の先生から1つの提案がなされました。それは、教員同士でプレゼント交換をするというものです。プレゼントをする相手をくじ引きで決定し、当日まで渡す相手を誰にも教えてはいけません。決められた金額の中で、相手が欲しい物を校長先生を通して聞き、準備してくるのです。このプレゼントをする相手をみんな、Secret friendと呼んでいました。

 私は初めてのことに半信半疑で、実際行われないだろうと思っていました。しかし、今年の2月そのイベントが実施されました!!前日に急いで私もSecret friendのために買い付けに行き、同僚の先生に包装紙で包んでもらいました。当日は、ランチも学校から準備され、音楽、会場設置も行われていました。先生は皆ウキウキで、「何を買ったの??」と聞きあっている姿が見られました。私はそんな大きな行事と捉えていなかったので、実際に会場に行ってみるとビックリ。音楽の先生が、楽しいアクティビティも考えてきてくれていました。ジョークを言ったり、踊ったり、Secret friendを次々に呼び上げては、プレゼントをあげていく、みんな「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えあっていました。最後には、お互いが感謝し合い、とても良い雰囲気で終えることができました。

 日々の仕事の中で辛いことも、大変なこともあるけれど、周りの人との関わりを大事にするザンビア人にまた1つ教えて貰いました。


 私は、写真にあるドラムとチテンゲをもらいました。自分で買うよりも、人に買ってもらった方が断然嬉しいですね^^一生の宝物にします。

2014年3月1日土曜日

なかなか進まない赴任

同期から2週間ほど赴任が遅れて最近やっと赴任する事ができました。赴任が遅れていた理由は防犯設備の不備という理由でした。

久しぶりに任地に行き家に入れるのかなと期待をしているとまさかの任地訪問の時に通された部屋(学校の建物の一部)に通されてあれ?と思って一晩過ごすと、私の滞在している部屋は違うボランティア(ザンビア人)の事務所になっていたことが判明!実際に自分の家になるところに行ってみると、工事がなにも進んでいない事がわかり何も言葉が出なくなってしまう!(Welcome to Zambia!という声が聞こえた感じがしました。笑)

派遣の前日、高阪さんとルサカで再会をした際に高阪さんのPNGでの赴任の話を聞いていました。自分の家も同じことは起こらないだろうと思っていたけどまさか!とびっくりしてしまいました!

学校にいくと、同僚の先生からは「おかえり!」と歓迎の声が聞こえ、生徒からは今日先生から引き継ぎの話を聞くことになっていて、どの単元をやっているかさえ分からない私に「先生授業の時間だよ!」と呼ばれ、80分授業を急遽することになりました。その後はシマを同僚の先生からごちそうになり、スポーツ大会の話し合いだ!教科の話し合いだ!蚊帳をつけるぞ!と1日大忙しでした。

家の状況とは裏腹にすごくザンビア人に歓迎されていることをひしひしと感じました。期待に答えられるようにこれから少しずつ頑張っていきたいなと思います☆
ザンビア人に負けないような笑顔も忘れずに!


早く家ができないかなあ・・・。