【ご報告】「ザンビア特別教育プログラム」成果報告とシンポジウムの開催

　広島大学大学院国際協力研究科（IDEC）は、2015年1月24日に、キャンパスイノベーションセンター東京にて、大学関係者、学生、国際協力関係者等を対象に、「ザンビア特別教育プログラム」成果報告とシンポジウムを開催し、各方面より約40名の方が参加くださいました。

　開会式では、佐藤文部科学省大臣官房国際課政策情報分析官、山田JICA青年海外協力隊事務局次長、IDEC藤原研究科長からご挨拶を頂きました。

ご挨拶の様子（佐藤文部科学省大臣官房国際課政策情報分析官）

　報告会では、IDEC馬場教授より、13年間の実績と修了生の縦断的調査結果が発表され、その後、プログラム経験者の竹内氏、辻本氏より、ご自身の活動や研究内容等の紹介がありました。

発表の様子（左から馬場教授、竹内ザンプロ在籍生、辻本修了生）

　シンポジウムでは、IDEC教員・修了生と共に、JICAや他大学より外部有識者（関西学院大学 關谷教授）を招待し、大学院教育を通した長期的な人材育成が期待される状況下で、より広い視点で青年海外協力隊と大学院教育の連携のあり方についての議論がなされました。

シンポジウムの様子（左から、IDEC馬場教授、JICA青年海外協力隊事務局 山田次長

IDEC清水教授、関西学院大学 關谷教授、北海道教育大学函館校 石井講師（修了生）

　最後にIDEC池田教授より、これまでのIDECの蓄積を生かした国際教育協力への展開や、今後のさらなるプログラムの発展が期待されることが述べられ、閉会しました。

閉会の様子（IDEC池田教授）

初リビングストーン

タンザニアの同期がザンビアに訪れたので一緒に世界遺産のビクトリアホールズがある都市、リビングストーンに行ってきました。すでに一年半ザンビアにいますが、ビクトリアホールズを見に行くのは初めてです。

リビングストーンという町はイギリスの探検家ディビット・リビングストーンによって発見された町であり、リビングストーンという都市名は彼の名前に由来しています。世界遺産のビクトリアホールズがあるということでこの都市はザンビアで一番の観光都市であり、町並みも小綺麗で、スーパーのショップライトも二つあったりレストランも充実したりと、ルコンバが任地の僕にとってはとても贅沢な町です。

そしてビクトリアホールズ。世界三大瀑布の一つとされている滝。滝の幅、約1.7km、落差約100mもあり、近くで見るととても迫力あります。12月の下旬に行ったのですが、例年に比べて雨が降らなかった昨年に比べて降水量が少なく、ビクトリアホールズの滝の水量も多くなかったのですが、それでもそのスケールの大きさに圧倒されました。

またタンザニアの同期もザンビアを満喫していたみたいですし、久しぶりに会えていろいろ話も出来たので僕自身も充実したものになりました。

活動もあと半年。残りの活動も安全と健康に気をつけて最後まで楽しみたいと思います。

家庭訪問

以前、教え子の一人、ジャスティの家に家庭訪問してきました！家庭訪問といっても名ばかりで、ただ生徒がどんな環境で生活しているのか興味本位で訪ねてみました。

彼の家は学校から自転車で約２０分の場所にあり、幹線道路から反れて細い道を進むと彼の家があります。彼は学校に通うため親元を離れておばあちゃんと親戚の子ども達と共に暮らしています。

彼の家を訪ねると家族みんなで僕を出向いてくれました。どの家に訪ねてもみんな暖かく迎えてくれ、そして家族のことを快く紹介してくれる。ザンビアの素敵な慣習です。

家の造りはレンガを積み重ねて壁を作り、屋根はトタンもしくは茅。トイレや風呂は家の外にありレンガもしくは茅で出来た囲いがそれで、トイレと風呂は別。キッチンも炭を使って料理をするので茅葺き屋根の下で料理をします。ルコンバ周辺では電気がある家は教師の家ぐらいで、その他大勢の家に電気は通っていなく、水は井戸水を使用しています。彼の家も電気は通っていません。

放課後はいつも親戚の子ども達の世話や家の手伝いをしているそうです。将来何になりたいか聞くと、彼は今機械に興味がありエンジニアになりたくて、大学に進学してエンジニアリングを勉強したいとのこと。その分野に進むとしたら数学はとても大事な科目になると話すと、けど彼は数学が難しいよと嘆いていました。大丈夫！しっかり勉強して分からない所を一つ一つ失くしていけば出来るようになる！よし、これからも一緒に勉強頑張ってこう！

HAPPY NEW YEAR!!

2015年明けましておめでとうございます。皆さんは、今年のお正月をどのように過ごしましたか?　私は、久しぶりに実家で家族とゆっくり過ごしました。お節料理、カニ料理、お寿司などなど、美味しい料理と沢山の人に囲まれて食べる食事は幸せですね＾＾私事ですが、嬉しいことに、長女が赤ちゃんを出産し、新しいメンバーが増えました。もうすぐ次女も出産予定なので、我が家は今、ベビーブームですｗ母子共に、無事に生まれますように☆

そして去年の年末は、研究室合同忘年会を行いました。留学生を含めた研究室の人達と沢山の思い出を残せるのはIDECならではだと思います。様々な文化を紹介し合い、理解し合い、日本に居ながら異文化を体験することができます。また、日本の文化を紹介するということも貴重な経験だと思います。残り少ない時間ですが、皆さんとより良い日々を過ごせますように。今年も、よろしくお願いいたします。