2015年4月27日月曜日

オリエンテーションの実施


49日(木)に、ザンプロ参加希望の2015年度のIDEC入学生にオリエンテーションを実施しました。

オリエンテーションでは、馬場先生からプログラムの概要と共に、これまで(13年間)の修了生を対象に実施した縦断的調査結果の説明がありました。横断的調査結果の説明では、これまでどのような学歴・職歴の方が入学され、どのような研究やザンビアでの活動をされ、卒業後どのような進路・就職に進まれたのかについて触れられました。

その後は、ザンプロOBOGと共に、IDECでの履修科目や、ザンプロ赴任前勉強会、青年海外協力隊の春の募集に係るスケジュールや提出書類等について、座談会を行いました。

この半期は、英語で行われる講義を履修しつつ、協力隊の応募手続きを進め、ザンプロ赴任前勉強会を調整・参加し、且つ、自分の研究テーマを考えていくという、目まぐるしいスケジュールが待っています。一方で、ザンビアをよく知る先生方やザンプロの先輩が近くにいるので、研究・ザンプロについて困ったことはすぐに聞ける、そして、授業は英語、70%が留学生のIDECでは日常会話も英語という、自分磨きの場としては恵まれた環境にあります。参加者にとって、多忙な中でも自分を奮起させ、先輩、留学生から刺激を受け、学び多き充実した半期になるよう期待したいと思います。

ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/

2015年4月23日木曜日

青年海外協力隊の募集説明会で『ザンビア特別教育プログラム』を紹介!!

今年も広島大学で青年海外協力隊の春の募集説明会が開催され、その中で『ザンビア特別教育プログラム』を紹介しました。
持ち時間が10分と限られている中、ザンプロ修了生の中里さんが、このプログラムの特色以下2点に重点を置いて紹介してくれました。

【特色・その1】

ü  協力隊活動の「実践」と修士学生の活動「研究」を経験することで、どちらの活動も相乗的に高めることができる


【特色・その2
ü  ザンプロだからこそ、時間の有効活用が可能
ü  JOCV参加期間を含め標準の課程として36ヶ月で修士の学位取得が可能


これを読んでちょっとでもご興味を持った方は、まずは、広島大学大学院国際協力研究科の説明会に参加してみてはいかがですか。

IDEC学生募集説明会】
日時:2015515日(金)18:1020:00
2015624日(水)18:1020:00
場所:広島大学大学院国際協力研究科 大会議室

直接もっと詳しく話を聞きたい!!という方は、以下にお越しください。ご連絡ください。

【窓口&問い合わせ先】
場所:広島大学大学院国際協力研究科 707号室

ザンビアプログラムに参加中の学生の様子を知りたい!!という方は、見てみてください。

【ザンビア特別教育プログラム・ブログ】

また、説明会の中での『【青年海外協力隊 経験者によるクロストーク!】~協力隊に参加したそれぞれの理由~』で、ザンプロ修了生の高阪さんが経験者の一人として、協力隊参加のきっかけや経験を発表してくれました。

もし、ザンプロ修了生から直接経験を聞いてみたいという方は、広島大学で行われる『留学Week2015』に是非お越しください。国際協力分野での活躍を希望する大学4年生・社会人はもちろん、将来の進路を検討している大学3年生以下の方の参加も大歓迎します。
日時:512() 17:1017:55
    514() 12:0012:45
場所:広島大学 学生プラザ(1F東)


ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/

2015年4月20日月曜日

アメリカからのお客さま

3月に入り突然理科のHoD(教科主任)に呼ばれ彼のもとへ行くと1通のメールを見せられました。そのメールの中にはアメリカのコロンビア大学から視察団がザンビアに来てザンビアの授業研究の視察、教育省等関係者へのインタビューをするというものでした。もっとしっかりと読んでみると、授業研究の視察に行く学校の1つにうちの学校が選ばれていることに気づきました。

「ホントに?」と思わずHoDに聞き返してしまいました。彼らが来るまで約2週間、準備をしなければと思っていた矢先に、視察団がうちの学校に来る日にカピリムポシ地域のスポーツ大会(県大会クラスの大きい大会)が行われることを知りました。スポーツ大会が開かれるということは選手以外の生徒にとっては祝日なるようなものです。そのような中で授業研究だけを行うというのはほぼ不可能であり、行ったとしてもいつもと状況が違うのでとても不自然な形になってしまいます。

「どうするの?」と聞くと、違う学校でやることになったと話していました。今回僕らはオブザーバーとして授業後のディスカッションに参加するという形になりました。

当日に授業研究の開催される学校へ行くと、コロンビア大学から3人の人たちが来て授業研究のデモレッスンを行っていました。この学校のHoDはかつて日本で授業研究の研修を受けた人であることもあり、普段の授業研究から議論をしていたのだと思いますが、授業をやっている先生の質問から日本の授業できくような質問(例えば、授業終わりに「今日は何の勉強をしたかな?」)を聞くことができました。教科は理科ですが、他の学校の授業研究の姿を見ることができたのはとても良い経験になりました。


授業後にコロンビア大学から来ている人たちに話を聞いてみました。時折聞き取れなかったり、僕自身がそのプロジェクトのことを知らないこともあってはっきりとは分からなかったですが…聞いてみると全員修士の学生らしく、ニューヨークのシンクタンクが行っている6つのプロジェクトのひとつにザンビアの授業研究が入っており、そのプロジェクト評価のため来ているということを話していました。彼らがザンビアに来る前から教育省から関係者へのレターを出して事前に知らせていることや、当日も教育省の偉い人をつれて授業研究を見に来る等準備のすごさというか、力の強さを感じました。

今回、残念ながらうちの学校で授業研究を行っている場面をみてもらうことはできなかったですが、他の学校の先生との交流や教育省の人と話をすることができたり、同じ修士の学生が調査をしている一場面を垣間みることができてとても良い経験ができました。
僕自身も残りのザンビアでの活動をがんばりたいと思います。

* この調査はブルッキングス研究所のMillions Learningプロジェクトの一環で実施され、調査結果はブルッキングス研究所のHP上に公開されています。

ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/

2015年4月19日日曜日

【セミナー開催】国際協力「授業研究でより良い学びをザンビアに」

独立行政法人国際協力機構(JICA)がザンビアで実施している「授業実践能力強化プロジェクト」でチーフアドバイザーとしてご活躍の中井一芳氏を講師に迎え、教育分野における国際協力の実践についてお話をしていただきます。同プロジェクトは、日本でおなじみの授業研究を取り入れて、ザンビアの学校の先生達が子どもたちによりよい授業ができるよう技術的な支援をしています。国際協力(教育)の仕事ってどんなことをするの?、アフリカ南部ザンビアの教育ってどんな感じの?、開発途上国での技術協力プロジェクトってどんなことをするの?等、国際協力、特に教育分野にご関心がある方は、是非ご参加ください。

【演題】
Can Lesson Study change Teachers and their Lessons in Africa? :Experience in Zambia on the Introduction of Lesson Study and Kyozai-Kenkyu
【講師・Speaker】
中井 一芳 氏
(JICAザンビア授業実践能力強化プロジェクト・チーフアドバイザー)
【日時】
2015年5月2日(土) 10:30-12:00 & 12:50-14:20
【場所】
国際協力研究科 201教室
【言語】
英語
【問い合わせ先】
国際理数科技術教育協力実践プロジェクト研究センター
Email: intlscim@hiroshima-u.ac.jp
Tel:082-424-6944


International Cooperation 
"For Better Learning through LessonStudy in Zambia"
Title 
Can Lesson Study change Teachers and their Lessons in Africa? :Experience in Zambia on the Introduction of Lesson Study and Kyozai-Kenkyu
Speaker 
Mr. Kazuyoshi Nakai (Chief Advisor, JICA "Zambia Strengthening
Teachers' Performance and Skills Project")
Date 
May 2nd (Sat.), 2015
Time :
10:30-12:00 & 12:50-14:20
Venue
IDEC 201
Language 
English
Contact
The Center for Research and Practice of International
Cooperation in Science, Mathematics and Technology Education
Email: intlscim@hiroshima-u.ac.jp
Tel:082-424-6944

ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/

2015年4月13日月曜日

アフリカ教育研究フォーラム「最優秀研究発表賞」

4月10日~4月11日に開催された、第15回アフリカ教育研究フォーラムにて、
ザンビア特別教育研究プログラム修了生の中里春菜さんが「最優秀研究発表賞」を受賞しました。


中里さんは2008年4月から2012年3月までザンビア特別教育プログラムに参加し、修了後は博士課程後期に進学、現在は研究員として広島大学大学院国際協力研究科にて、研究活動に従事されています。


中里春菜さんは、「この度、最優秀発表賞を受賞し、大変うれしく思います。また、受賞記念品として一般市場では手に入らない、プレミアム焼酎を頂きました。ご指導頂いた池田秀雄先生をはじめ多くの先生方、調査に協力して頂いたザンビア教育関係者、そして実行委員の皆様に感謝しています。この賞を励みに、研究に精進していきたいと考えています。」と感謝の意と今後の意気込みを話していました。


ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/

2015年4月6日月曜日

ご報告

ついに結婚をしました!という報告ではなく。。。

無事に修士論文提出、そして3月に晴れて卒業することができました(^^♪。
ザンビア帰国後は、就職活動と並行しての修士論文作成と毎日が怒涛の日々で、何度も魂が抜けかけました。笑


ずっと夢見ていた国際協力の道への就職は、職務経験が少ない私にとっては、壁がとても高く手が届きませんでした。今まで自分が夢見ていた道が間違っていたのではとさえ自信を無くした時もありましたが、多くの方々の支えや応援で元気を頂き頑張ろうと気持ちを切り替えられました。おかげさまで就職も決まり、4月から国際協力系に関する仕事としてカタールで働くことになりました。ご迷惑を多々かけたと思いますが、いつも変わらず熱い支援し、温かい言葉を下さった教授、先輩方、友人、親、同期の皆様には本当に感謝しております。ありがとうございます。

人よりも長く経験した学生生活も終止符がさし、4月から社会人デビューです。
まだまだ未熟なところが多々ありますが、ザンビアで過ごした2年間、修士課程で得た知識を生かし、新たな道へ頑張っていきます。謙虚な気持ちを忘れず何事にも積極的に挑戦してきます。


写真は、研究室の教授と仲間たちで卒業式に撮った写真と2年ぶりに見た桜の写真です。やっぱり桜の花は、美しいですね!!春ですね~~~♪