2012年10月26日金曜日

Teacher’s day


先週末はworld teacher’s day ということで、セレモニーに参加してきました。午前中は参加している各学校の出し物大会で主に踊ったり、踊ったり、踊ったり、全員で踊り狂っていました。午後には各学校から優秀教員の表彰がありました。自分の学校からは誰が選ばれるのだろうと、耳をそばだてて司会者の声を聞いていると、なんと私の名前が呼ばれました。驚きでその場に座っていましたら、近くの同僚が「お前、呼ばれてるぞ」と手を引いてくれました。まさか、自分が選ばれるとは思ってもいませんでしたので、自分でいいのかという思いでいっぱいでした。振り返ってみると、やはり嬉しくて涙がこぼれました。賞を受賞した事以上に、自分がザンビアの学校で働く一員として認められたという事が嬉しくてたまりませんでした。

任地に日本人一人だけで、自分自身を鼓舞し続けながら、仕事を続けて行くことは本当に難しい事です。活動も一年が経ち、教育という評価が目には見えにくい場で、最近は少し疲れてきた感もありました。そういう中で、優秀教員として受賞されたことは今まであったたくさんの悲しかった事、苦しかった事が報われたような気がしました。これからも、自分を叱咤激励しながら、仲間と共に仕事をしていきたいと思います。この場を借りて、近くで遠くで応援してくださっている皆さんにお礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

2012年10月21日日曜日

Sushi Rollパーティー

こんにちは、馬場研M1の益子です。最近寒くなってきました。夏が終わって寂しいです。

ところで先日同じ研究室の大先輩、新井さんが僕とImmaculeeさんを新井さんの家に招きSushi Rollパーティーを開いてくれました。

新井さんが以前から計画してくれていたのですが、なかなか忙しくてずっと出来なかったのですが、とうとう今回都合が合い、待ちに待ったSushiRollパーティーを開催することになりました。

僕とImmaculeeさんで新井亭に到着し中に入るやいなや、新井さんの眩く暖かな笑顔で迎えられ、そして新井シェフ特製の唐揚げやサラダ、飲み物までテーブルの上に並べられていました。初めから至れり尽くせりです。

まず乾杯し、一息ついて談笑。そしてついにSushi Roll作りの時間が来ました。

まずは新井シェフがSushi Roll作りの手本を見せます。
 

Immaculeeさんも新井シェフの指導のもとSushiRoll作りに挑戦しています。


時には厳しい指導も・・・


最後は新井シェフの力を借りず、一人で作れるまで成長し・・・

 
困難を乗り越え完成したSushi Rollがこちら。



 新井シェフも絶賛の出来栄えです。Immaclueeさんも満足そうでした。

今回でSushiRollの作り方も覚え、絆を深めることが出来た素晴らしい機会になりました。僕もザンビアに行ったら是非教えようと思います。

2012年10月16日火曜日

教師デビュー

9月から3学期が始まり、とうとう私も本格的に教師としてデビューしました。担当しているのは、8年生の理科と10年生の生物です。教室に入ると生徒が大きな声で「グッドモーニング!!マダム!!」と出迎えてくれます。この声を聞くと、どんな時でも自然と笑顔になってしまいます。生徒よりも、元気で授業をすることが私のモットーです。日本では全ての生徒が教科書や鉛筆を持っていますが、ザンビアは必ずしもそうではありません。なので、教え方も変わってきます。日々、試行錯誤しながら授業づくりに励んでいます。ザンビアと日本の共通点は、授業を聞く生徒の態度だと私は思います。授業が面白いと、自然と教室が静かになるのです。こういう瞬間が、私は好きです。また、質問を投げかけると必死に答えてくれます。そういう純粋なところも私は好きです。


 
 第2週目には2日間に渡り、私の任地で理数科教師のためのワークショップが開かれました。私の配属先の先生も参加し、一緒に実験作りや授業作りを行いました。今後、各々が授業にアクティビティーや実験を取り入れていってもらえるように、サポートしていきたいと思っています。
 

2012年10月14日日曜日

合格しました!

こんにちは、野中です。


広島県教員採用試験合格しました!!

高校数学です。

嬉しいです!

愛媛県の結果もあさってにでる予定です。

学校の先生になることは小学校の時からの夢だったのですごく嬉しい気持ちでいっぱいです。
 
修士論文の中間発表も無事終わりました。

写真はそのときのものです。

一区切りです。

モチベーション高く研究できそうです!

頑張ります。

2012年10月10日水曜日

教員生活半年を迎えて


神奈川県の教員になって半年が経ちました。

大学院の時には、ひとつのテーマで時間をかけて考えるということをしていましたが、こちらでは毎日降ってくる仕事をとにかくこなすという日々が続いており、生活がだいぶ変わったなと感じます。
しかしながら、ザンビア特別教育プログラムで数学教育について考えてきたことが役に立ってると思う場面もあります。

それは、授業の準備をする際に、様々なアイディアが浮かんでくるということです。
たとえば、「教具を作ってベン図を分かりやすく教えよう」「実際にさいころを振って確率の授業をしてみよう」など、挙げればきりがないですが、教具を作って生徒の興味をひきつけながら授業するようにしています。

もちろん毎日の授業ではできませんが、ザンビアプログラムの先輩に指導してもらった事が今の仕事にも活きてるなと感じます。

来週は、研究授業で数学と美術の教科横断型の授業に挑戦します。
図形の授業で、大学院の時研究した「民族数学」を取り入れたものを実践してみたいと思っています。

2012年10月6日土曜日

9月から始まった活動についての巻

 9月3日から私の活動は、スタートした。ザンビアの学校は、日本の学校と比べて大体1時間程早く授業が始まる。7時には授業が開始するため教師は6時半には学校に居なければいけない。日本では、ずっと朝方生活を送っていたがザンビアに来てからは夜遅くまで起きていることが多く、夜型の生活になっていたので、きちんと起きられるかとても心配であった。「さすがに初日に寝坊をしてはいけない。」と思い、日本から持参した目覚まし時計とザンビアで購入した携帯の中にある目覚まし時計の2つをセットして、床についた。緊張していたせいか目覚まし時計がなる15分前くらいには、目が覚めてしまった。丁度良い時間だと思い、支度をし、早めに学校に向かった。学校には、既に何人かの生徒や教師たちがおり、会うたびに笑顔で挨拶を交わした。一番初めの記事にも書いたが、アフリカ人は、挨拶をとても大切にする。私も、挨拶をすることはとても大切なことだと思っているので、この習慣にはとても好感がもてる。

 「どんな生徒たちがいるのだろう。」と思いながら教室に向かった。すると、なんと35人のクラスなのにもかかわらず11人しか来ていなかった。35人全員に会えるのを楽しみにしていたので、クラスの半分以上も欠席をしているという状況は、とても残念であった。しかし、ここはザンビア。授業に来ない生徒がいるのは日常茶飯事。気を取り直して自分の自己紹介から始めた。自分の名前を黒板に書くと「日本語で書いて!」とリクエストがあったので、日本後で書くと、教室中にドワッと笑い声があふれた。「僕の名前も日本語で書いてー。」「私のもー。」と生徒たちからたくさんのリクエストを受けた。しかし、「準備していた授業を進めなければならない。」と思い「休み時間にね!」と言って授業を開始した。初日の授業は、「あまり緊張せずに自分らしく、楽しく授業ができたなー。」と思った。

 
生徒たちは、本当に熱心に授業を聞いてくれる。また、授業中の反応も良く「教えていて本当に楽しいな。」と感じる。そして、何より生徒たちが本当に可愛い!!しかし、やはりやんちゃな年頃でもあるため、授業中にぺちゃくちゃと友達と話し始め、クラス全体がうるさくなることもあり、そんな時は少しイラッとする。生徒たちには、しっかりとしたマナーや態度を身に付けて欲しいと思っている。そのため、いつもは穏和な私だかマナーや態度については厳しく指導している。授業中と休み時間の切り替えなど、生徒にはオンとオフの切り替えをきちんとするよう声を掛けている。また、厳しいだけではいけないので、褒めるときは思いっきり褒めるよう心がけている。

私は、教員経験がないためクラスマネージメントの仕方がよく分からないので、クラスをまとめることがとても難しく感じる。しかし、ザンビア人の教師の授業を観察するなどして、クラスマネージメントの仕方を学びたいと思っている。

まだ活動が始まったばかりで大変なことも多々あるが、生徒のみならず同僚との信頼関係も早く築き上げていきたい。また、なかなか生徒の顔と名前が覚えられないので、早く覚えられるよう頑張りたいー。

2012年10月1日月曜日

今後の進路


9、10月に入り、広島・西条は一気に寒くなりました。
夏から秋というよりも、冬になった感じです。

実は9月28日、私の研究の中間発表がありました。
私は、ザンビアにおける文章題解決から見た生徒の思考について研究しているのですが、まだまだ不十分な点が多々ある私に、馬場先生を始め、先輩たちから数々の暖かいアドバイスを頂いて、中間発表に望むことができました。物分りの悪い私に丁寧にご指導していただき、私は本当にありがたい環境にいるのだと感じます。これからまだ課題はたくさんありますが、卒業までの半年間も頑張っていきたいなと思っています。

さて、卒業後の進路なのですが、実は神奈川の教員採用試験に合格しました!
ドキドキの結果待ちだったので、今はとても嬉しいです!!
振り返れば、学部を卒業してすぐIDECに入学し、ザンビアで2年間活動し、たくさん分からない事やきつい事もあったのですが、その全部が今を築いているのだと実感します。
入学する前は正直、私がIDECに入学してザンビアに行っていいのか、と迷う事もありましたが、実際にIDECとザンビアで得た経験は、すごく大きくて重要で、自分の人生の中の貴重な時間としてこれからも残っていくんだろうなと思います。

これから卒業して新しい道に進むのも、IDEC入学前と同様で不安な事もありますが、きっといい時間が過ごせると信じて頑張ります!