2023年8月22日火曜日

巡回指導(学校訪問)

 ザンビア特別教育プログラムの特色として、ザンビア大学との合同研究発表と、広島大学の先生による巡回指導があります。

今回は、現地のザンプロ生より、先生の巡回指導の一環として、協力隊として教員活動をしている配属校を訪問いただいた際の、写真が届きました。

今回巡回指導して派遣されたのは、清水教授で理科教育を専門とされています。また、派遣学生は理科教員として派遣されていることから、理科室を重点的に活動環境を視察されたようです。

小野さん配属校の視察


視察には、他のザンプロ生も全員同行し、活動状況や先生のコメントを一緒に聞きました。
(同行学生メモ)
小野さん自身が、子どもに実験する環境を頻繁に整えており、頑張りが伝わった。
そして、実験道具や試薬が、小野さんが派遣された当初は化学室になかったらしいですが、探し集めて化学室に整頓されて収納されていた。

太田さん配属校の視察


視察者全員の集合写真

(同行者メモ)
高円宮の学校ということもあり、校庭が綺麗に整えられていました。様々なモニュメントもありました。
教室は、黒板にチョーク置きが綺麗にあり、日本を感じました。机椅子も綺麗でしたが、教室の広さに対して子どもが80人いるというのをお聞きして、資源が不足していると感じました。

学校訪問とは別に、学生の個別指導があり、それぞれの現在の研究や活動の進捗や問題などを相談しました。
メールやオンラインではいつでもコミュニケーションが可能になりましたが、こうして現地の空気・匂い・食事・音を感じながらもらうアドバイスは、普段とは違うものになるのではないでしょうか。


2023年8月21日月曜日

【8/16-17】第14回ザンビア大学(UNZA)-広島大学(HU)研究発表セミナーを開催しました

 広島大学人間社会科学研究科国際教育開発プログラムとザンビア大学(以下UNZA)との共催で、UNZAにて8月16、17日に理数科教育をテーマとした研究交流のワークショップを開催しました。


ザンビア大学と広島大学(旧IDEC)は2007年8月以降、研究合同発表セミナーの開催を開始し、2019年まで13回のセミナーを実施している。これらのセミナーには、両大学のみならず、ザンビア、マラウィの教育省、教育機関、JICA関係者からの参加があった。さまざまな研究者や専門家が、理数科教育におけるさまざまな教育問題について研究成果を発表してきた。新型コロナ蔓延の影響により、2020年以降は中止となっていたが、今年2023年に4年ぶりの復活となった。

セミナーの運営は、広島大学に留学経験のあるUNZA教員および、ザンビアに派遣中の本学学生(ザンビア特別教育プログラム*注1にてJICA海外協力隊員として派遣)が中心に行い、ザンビア大学、広島大学関係者だけでなく、他大学、政府関係者、教育機関からも多くの参加があった。

広島大学からは、ザンビア特別教育プログラムの学生4名(小田、横山、太田、小野)および清水教授が発表した。


清水欽也教授の発表
ウガンダ派遣学生(横山)の発表
ウガンダ派遣学生(小田)の発表
ザンビア派遣学生(太田)の発表 ※セミナー運営も担当


ザンビア派遣学生(小野)の発表 ※セミナー運営も担当



集合写真


ワークショップの具体的な内容については、添付のファイルをご参照ください。
添付:プログラム

リンク:ザンビア特別教育プログラム注1 JICA広島大学連携による特別教育プログラム

https://intlscim.hiroshima-u.ac.jp/zampro.html

(詳細はHPをご覧ください)


2023年8月3日木曜日

日本に一時帰国しました(中間発表会が終わりました)

Gyebaleko!(みなさんお疲れ様です) 清水研の小田です。

事情があり一時的に日本に帰国しました。

日本の関西国際空港に着いたとき、7月末で既に夏ということもあり、むわっとした空気が押し寄せてきました。まるでサウナのようでした(笑)

ウガンダは赤道直下にあるアフリカの国なので、暑いイメージを持たれている方が多いかと思います。しかし、実際のウガンダは、平均標高が約1,000mあり、緑に覆われた丘が連なっており、気温は17℃~28℃と過ごしやすい国です。日本の夏の方がはるかに暑く、外での活動はつらいと感じました。

日本に着いてすぐ、カルピスを飲みましたが、毛細血管まで入り込んでいるのではないかと思うほど、全身にしみわたりました。とても美味しかったです。

日本に着いて初めて飲んだカルピス

他のごはんも日本で食べるものはどれもとても美味しくて、ウガンダに帰るころには約4㎏増量していました(笑)

ウガンダに戻ったら、肌寒く、過ごしやすい国だと感じました。

そして数日後には、修士中間発表会にオンラインで参加しました。緊張したと同時に無事終わって、ほっとしています。先生方からコメントをいただき、改善点や追加で行うことがはっきりと分かりました。残り4か月の活動の中で、納得いくまでやり切れたらと思います。

8月15日には、ウガンダからザンビアに出張して、コロナ後初のUNZAセミナーに参加します。とても楽しみです。


2023年7月25日火曜日

(ウガンダで)キャリアガイダンスを企画!

 皆さん、こんにちは!牧研の横山です。

今回は7月1日に実施したキャリアガイダンスについて紹介したいと思います。

S1~S6(日本でいう中高生)の寮生に向けて、日本とオンラインでつないでキャリアガイダンスを実施しました。
このキャリアガイダンスはエボラ前に実施しようとしたものであり、やっと実現することができてとても嬉しかったです。
始まる前に予定した時間に生徒が集まらなかったり、集まったと思ったら音声トラブルがあったりとなかなかスムーズにはいかず、焦りましたが、無事になんとか終えることができ、ほっとしました。


講師は、同じゼミ生で、現在日本で働きながら博士課程で学んでいるウガンダ出身の方に、お願いしました。

これが実現できたのも、たくさんの海外の人と共に学ぶ、この大学連携ならではかなと思います。
キャリアガイダンスでは、ウガンダのどこで生まれ、どのような学生生活を送り、現在の日本での生活に至るのか、語っていただきました。
生徒たちは、同じウガンダ出身の方が現在日本で働いて、日本で学んでいることもあり、興味津々で話を聞いていました。
夢を叶えるためには、いろいろな人とのネットワークを作り、あきらめないことが大切だと話していただきました。
終わってからの生徒のコメントには、彼女のような人になりたい、彼女を尊敬するとのコメントがたくさんありました。勉強するコツや日本に関する質問なども寄せられたので、今後彼女に質問に答えてもらい、それを私が生徒に伝えたいと思います。


このキャリアガイダンスは、日本に行きたいと冗談交じりに私に言ってくる生徒に、本当にウガンダ出身で日本で頑張って勉強している人がいる、チャンスをつかみ努力すれば実現できるということを知ってほしいという思いと、なぜ勉強するのか、自分のやりたいことは何か、そのために必要なことは何か考えてほしいという思いのもとに企画しました
現在私の学校では、成績不良の生徒には罰を与えることで、学力向上が図られています。この現状に私はこのキャリアガイダンスを通して、学力向上が自分のやりたいことの達成へとつながるということを生徒が理解することで、罰を与えることではない、別の方法で生徒の学習意欲向上を促すことができるのではないかと考えました。
このキャリアガイダンスが生徒たちにとって、テストでいい点数をとる以外の、彼ら自身の夢を叶えるために勉強するんだという別のモチベーションに少しでもつながってくれたらうれしいなと思います。


2023年6月19日月曜日

母がウガンダに旅行に来ました!

 今年5月の3週間の学期休み中に、私の母が日本からはるばるウガンダまで旅行に来ました。計9日間の旅行でした。その9日間で、できるだけ多くの経験をしてもらうべく、長距離移動しました。

 まず、私の配属先に来てもらいました。



配属先の門の前で




 教室・職員室・グラウンド・トイレ、ガーデンなど詳しく紹介しました。やはり写真で見るのと実際に見るのでは、大きさに違いがあるようです。
児童や先生に母を紹介したり、実際にウガンダの現地食を作ったりしました。


 ポショを料理する母

料理慣れしている母でも、ポショづくりは力がいるので苦戦していました。

 


母は日本から、学校の子どもたちにおやつとおもちゃ、先生たちに手ぬぐいと扇子を持ってきてくれました。チタラ小学校の児童・先生たちは本当に喜んでいました!

    母と現地の先生方     後日母からのお土産を渡した際の写真

町散策では、水汲み場を見つけて挑戦してみたり、教会に行って音楽を聴いたり、ロレックスを食べたりしました。

水汲みをする母            教会と母



行きつけのロレックス屋さんにて

 



また様々な観光地に行き、色んな体験をしました。

マーチソンの滝のサファリでは、雄大な滝、野生動物たち、サバナ気候の風景を楽しんでいました。



マーチソンサファリでの野生のキリン

 




マーチソンの滝は、上から見ることのできる場所に行くと、滝の水しぶきが飛んできます。滝の迫力を目で見て、肌で感じることができます。



マーチソンの滝にて

 





またマーチソンの滝を下から見るために行ったボートクルーズでは、道中でカバ、ワニ、そして様々な鳥たちと出会いました。



川にいるカバたち




 

一番ワクワクしたのは、「ナイトサファリ」です。
ナイトサファリでは運よく雄ライオンと捕食シーンに出くわしました。







     雄ライオン        ライオンの捕食シーン

夜だったので周りが上手く見えず、気づいたら車の周りがライオンだらけ(11匹)だったことには驚きました!

また別の日には、女性の生計向上プロジェクトをされている隊員の任地に訪問しました。
そこではクラフト制作現場(Weavile Uganda)を見たり、ウガンダの現地食を食べたりしました。


 





Weavile Ugandaのクラフト       いただいた現地食
母は、ごはんを手で食べたことが忘れられないみたいです!

 赤道のモニュメントがある観光地にも行きました。



赤道のモニュメントにて

 首都カンパラでは、お土産を買ったり、日本食を食べたり、人がたくさん集まるナカセロ地区を観光したりしました。



オールドタクシーパークにて

 



最終日には、エンテベ空港近くにあるエンテベ動物園で、動物と触れ合いました。


 





ハシビロコウ           サイ

 母を旅行に連れていくことで気づきましたが、ウガンダには様々な観光資源がありました。今回、ウガンダ観光を一緒にすることで、母に親孝行できてよかったです。また、実際に私のウガンダでの生活環境を見てもらうことで、安心させることができました。

あと協力隊としての活動も残り6か月とわずかです。学校での活動・研究活動を悔いなくやり切りたいです!

機会がありましたら是非ウガンダにお越しください!

2023年5月18日木曜日

ストリートから保護された子どもたちが暮らす施設

 みなさん、こんにちは!牧研の横山です。

エボラウイルス感染症のため、首都退避になっておりましたが、無事に任地へと戻ることができ、活動を再開いたしました。

今回も前回に引き続いて、首都退避している間に、私が関わらせていただいた施設について紹介したいと思います。

以前から一度訪れてみたかった、ストリートから保護されてきた子どもたちが暮らす施設Masulita Children’s Villageを見学し、週に1度その施設を訪れ、そこで活動されている隊員のお手伝いをしていました。

この施設は、UWESOUganda Women’s Effort to Save Orphans)というNGO団体が運営しており、0歳から18歳のおよそ280人の子どもたちが暮らしています。彼女/彼らは、カラモジャという地域の出身です。カラモジャはウガンダの北部の地域で、貧困地域といわれています。彼女/彼らのほとんどは教育経験がなく、英語も話すことができません。彼女/彼らは、首都カンパラで物乞いをしているところを緊急保護され施設に突然連れてこられました。そのため彼女/彼らは、なぜこの施設に保護されたのか理解できておらず、家族に会いたい、ふるさとに帰りたいと施設から逃走を図る子どもたちもいます。隠れて携帯を使って親に電子マネーを送金したり、ポリッジ(いつも朝食に飲む、とうもろこしの粉をお湯で溶かしたもの)を顔に塗ってストライキしたりすることもあります。

ポリッジを飲んでいるところ

初めてこの施設の子どもたちと触れ合ったとき、子どもたちがとても人なつっこく、私の名前を必死で覚えようとしてくれました。その時私は何もできていないと感じる日々だったので、自分を必要としてくれてるんだと思い、とても温かい気持ちになりました。それから、彼女/彼らのこの施設に対する帰属意識を高めることを目的の1つとした、全隊員参加のイベントがこの施設で開かれることになり、その準備として週に1度施設を訪れました。子どもたちは手遊びが好きでよく一緒に手遊びをしたり、身体を動かしたりしていました。この施設で暮らす子どもたちのうち多くの女の子が下着を持っていなかったため、手作りできる下着のサンプルを作ってもっていきました。

子どもたちが遊んでいるところ     子どもたちと遊んでいるところ

子どもたちは一見笑顔にみえても、その裏に複雑な心情を抱えています。今回のイベントを通して、たくさんの隊員の方々と触れ合って、いつも以上のきらきらな笑顔を見せてくれました。子どもたちにとって、このイベントが心に残る思い出となり、少しでもこの施設にいる意味や誰かに必要とされ、大事に思ってもらえるという喜びを感じられたイベントになっていたらいいなと思います。

イベントの様子

2023年5月8日月曜日

隊員同士の学び合いの場~健康と平和~

Gyebaleko!(皆さんお疲れ様です!)

清水研究室の小田です。

2023年4月20日は「青年海外協力隊の日」です。

その日に併せて、小田の配属先のチタラ小学校にて、ウガンダの教育関係JICA海外協力隊員のグループ「教育分科会」でイベントを開きました。

4月6日「開発と平和のためのスポーツの国際デー」、4月7日「世界保健デー WHO」であることに因んで、今回のイベントのテーマを「健康と平和」にしました。

このイベントでは、主に3つのことを行いました。
体育の授業、アートの授業、HIV・AIDSの授業

①体育の授業
現地教員による体育の授業、小田による体育の授業2つを行ったのち、講評会をしました。

【現地教員による授業】
歌に合わせて、運動する姿が印象的でした。

歌いながらストレッチする様子

メインの活動では、「ボトルフィリング」という、手で水を運んでチームで協力してペットボトルに水を満タンにする、という活動を行いました。

 

ボトルフィリングの様子

子どもたちも楽しんでいましたが、なにより先生たちが楽しんでいて、いい授業でした。

歌いながら教室に帰る様子

そして現地教員による体育の授業後は、自然と授業に関する話し合いが始まりました。

話し合いの様子
この姿を見たとき、隊員、現地教員全員の良い学び合いの場になっていると実感しました。

【小田による授業】
トラックリレーの「バトンパス」の授業をしました。


他隊員からもよく言われているのは、
・大人でも走りながらバトンパスできない
・バトンパスの質が低い
ということです。そこで今回バトンパスをテーマに授業しました。

バトンパスの様子

授業の最後には何人か、上手にバトンパスしている子がいました。
もう一度授業すると、さらに上達するだろうとワクワクしました。

実際にリレーをする様子

他の隊員に授業を見ていただける機会は限られているので、現地教員、小田が成長できるとても貴重な機会になりました。他隊員からは「スムーズに列が作れている」というコメントが多く、驚かれていました。一年頑張ってきた成果が出ているのかなと嬉しくなりました。同時に、目標をしっかり立てることが大事だと改めて実感できました。

 

集合写真

②アートの授業
小学5年生とJICAボランティアが共同で1本の木を作成しました。

アートの木を作成する様子


事前に習字の練習を行いましたが、とても苦労しました。
無事に作品が完成して良かったです!

習字の様子

完成写真

全員が協力したおかげで、木が花と葉っぱで満開になりました!


③HIV、AIDSの授業
最高学年の小学7年生に向けて、保健隊員2名が出張授業してくだいました。
子どもたちは専門家から授業を受けたことで、さらにHIV・AIDSの知識を深めることができました。

HIV・AIDSの講義の様子

子どもたちは、グループワークを通してさらに学びを深めていました。

グループワークの成果を発表する様子


今回の教育分科会は、私にとって心に残る日になりました。
同じザンプロの横山さんもチタラ小学校に来て、サポートしてくださいました。
私一人では成し遂げられなかったです。
教育分科会のメンバー、チタラ小学校の先生方、子どもたちに感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
今回学んだことを生かしてあと数か月、ウガンダでの活動頑張ります!