2013年12月11日水曜日

環境の創造:水中ホッケーアジア大会を通して

ザンビア特別教育プログラムで教員を行っていたとき、青年海外協力隊でパプアニューギニアで活動を行っていたとき、常に生徒が活躍できる環境をいかに創造できるかを意識してきました。

ザンビアでは科学に興味を持っている生徒と共に自由研究の大会に出場し、三度目の挑戦であった高校3年生の時に全国大会優勝を果たしたり、パプアニューギニアではやんちゃな生徒と共にソフトボールの練習に打ち込み、州代表としてソフトボールをプレーしたり、そんなときに見せる生徒の笑顔がザンビア特別教育プログラムや青年海外協力隊の醍醐味でした。


ザンビア特別教育プログラム修了後、大学時代に行っていたフィンスイミングの実績が認められ、水中ホッケーの代表に選ばれアジア大会を戦いました。残念ながらアジア大会ではほとんど活躍できず、その時の雪辱を果たすべく、月に1度関西のチームの練習に参加し、競技力の向上に努めてきました。ただ、月に1度の練習では競技力を向上させることは厳しく、また当時の広島には水中ホッケーを行う環境は全く整っていませんでした。


そんな時、環境が全く整っていない中必死に頑張っていたザンビアやパプアニューギニアの生徒の姿、そして彼ら・彼女らが活躍できる環境を創造してきた経験が頭をよぎりました。水中ホッケーを行う環境が無ければ、自ら創造すれば良いと。

幸いにもよき人々に恵まれ、練習仲間だけでなく練習環境も整い、チームから7人のメンバーが日本代表に選ばれました。今年のアジア大会においても、残念ながら優勝は逃しましたが、広島において水中ホッケーは着実に根付きつつあります。今後も水中ホッケーの普及に努め、2年後のアジア大会では優勝したいと思います!