2014年4月11日金曜日

九九は暗記すべき


毎日生徒に数学を教えてて思う事、それは九九の暗記はすごく重要であるということ。

ザンビアでは九九を暗記するという習慣はない。九九より少し拡張した12×12の表がクラスに貼ってあったり、ノートの一番裏に載っていたりするため、生徒達は5以下の数字通しのかけ算なら暗算で行うが、5以上の数字のかけ算は表を見て答える。表を見ないで解答するよう指示すると、時間がとてもかかる。毎回のように計算に時間をかけていると、そちらばかりに気がいってしまって肝心の単元の内容が生徒の頭に入らない。

ザンビアは今年から新カリキュラムが始まり、数学のカリキュラムも変更があり、考える力を身につけるなどと記載してあるが、こういった力は計算力などの基本的な力の上に成り立つものなんだという事が、生徒に毎日指導していると、とても感じる。

生徒にもっと考えさせるような授業をするべき、問題も生徒に考えさせる問題を与えた方が良いと言われて、もちろん大切なのだが、それと同時に計算力を向上させることを見落としていては数学の学力はなかなか向上しないだろう。


考える力を身につけるためにももっと計算力を上げる工夫が必要だと思う。その第一歩としてまずは九九の暗記から!