2012年9月1日土曜日

ザンビア大学ー広島大学ワークショップ

 
 先日ザンビア大学、広島大学共催のワークショップが開催されました。このワークショップはザンビア・プログラムに所属する隊員とザンビアの最高学府であるザンビア大学の先生及び、ザンビア大学の学生のための研究発表の場として、数年前から年に一度開催されているワークショップです。このワークショップには発表者である我々、ザンビア大学の先生方、学生はもとより、関係各省の役人や、JICAより派遣されております専門家の方々、広島大学から今年度は池田教授を含めたザンビアの教育に関して最先端で活動及び研究をされている多くの方々にもご参加いただいており、我々にとっては緊張感に満ち満ちた場です。昨年度は赴任して早々の開催でしたので、右も左もわからないままでの参加でしたが、今回は準備段階からみっちりと参加してきました。

 
 ここ数十日は、研究の発表のための準備もさることながら、ザンビア大学や広島大学、JICAなどこのワークショップに関わる様々なステークホルダー間の調整や今ワークショップで使用する機材の調達等で毎日忙殺されておりました。慌ただしく過ぎて行ったこの数十日でしたが、改めて今それらの様子を振り返ってみると、本当に実りが多かった期間だったと胸を張って言えると思います。例えば、様々なステークホルダー間の調整を取り持つことを通して、どういった方法で、手段で情報を共有することが最も効果的で効率的なのか、また仕事を分担する時、どのように割り振ればよいか、ということが理解できました。これらは社会人として、極々当たり前で出来て当然のことかもしれませんが、ザンビアという国で多くの不測の事態に直面しながらも、このワークショップに関わる皆様のお力添えでワークショップ何とかを成功裏に収めた事は私の中で大きな財産となっています。

 もちろん、多くの課題も見つかりました。研究発表では分析の甘さが露呈しましたし、準備に関しても、もっと効率的に出来た部分もあったと思いますが、これらについては今後、改善していきたいと前向きに捉えています。

 このワークショップにかかる、たくさんの挑戦やそれに対する成功、失敗、これらすべての事が私にとって大きな学びにつながっています。この場を借りて、改めてサポート頂いた皆様に感謝申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。