2015年6月1日月曜日

タンザニアの卒業式

先日任国外旅行にて同期の任地を訪れた時に運良く行われた卒業式に、ちゃっかり僕も参加してきました。日本では当たり前に行われる入学式と卒業式。しかし、ザンビアへ来るとこの2つの式典は一般の学校ではほとんどみられません。聞くところによると私立の学校や一部の成績上位者が集まる学校のみでしか行われていないそうです。もちろん、私のいる学校では入学式も卒業式もありません。


新年度が始まると、前年度に行われた国家試験の成績が学校に貼り出され該当者が学校に来て登録をして初めて学校にきます。卒業年度になると、10−11月に行われる国家試験を受け、それが終われば各自自分の家に戻るというシステムになっています。そのため、気がついたら顔見知りの生徒達がいなくなっていて、気がついたら新しい生徒が学校にいる状態です。卒業式というものを今までザンビアで一度もみたことがありませんでした。卒業式に参加できると知ってとてもわくわくしました。


実際に卒業式に参加してみると、オールスワヒリ語。何を話しているのか全く分からない。横にいる同期や同期のカウンターパートに日本語や英語に訳してもらいながらなんとか雰囲気をつかめた…と思います。

日本のような厳かなものを想像していましたが、実際に出てみると歌あり、劇あり、ファッションショーあり、成績優秀者の表彰があり、卒業生がお世話になった先生にケーキを食べさせていたり、成績証明書を受け取っていたり、卒業生が保護者の人にケーキをたべさせてもらっていたりと日本では見ることのない風景がいっぱいでした。卒業生は帽子にリボンを巻いたものをかぶっていました。言葉は分からなくても見るものどれもが新鮮でした。学習の機会を設けることも大切なことだけれども、教育を終えるという節目も大事にできたらいいのかなあと思いました。
うちの学校にも卒業式が欲しい!


ザンビア特別教育プログラムHP: http://home.hiroshima-u.ac.jp/zamproba/