2013年3月16日土曜日

2年間という限られた時間


気が付けばザンビアへ降り立ってからもうすぐ1年が経とうとしています。最近考えることは、「この2年間、自分は配属先やザンビアにどのように貢献できるのだろうか。もっと他に自分にできることはないのだろうか。自分の活動に満足できているのか?」今は、まだ100%胸を張って、YESとは言えない自分がいます。しかし、「2年後にはYESと言えるような活動をしたい。」そう思っています。

 
私は、ずっと青空教室のような活動をしてみたいと考えています。そこで、今後、自分の活動に活かせていけたらという思いから、ムクシというところで寺子屋教室のような活動をしている先輩隊員のNさんの任地を訪問することにしました。Nさんの土曜日の過ごし方は、朝から大忙しです。朝8時くらいから自分の学校で生徒のための補習授業を行っており、昼過ぎからは自分の家で読み書き算などの寺子屋活動を近所の子供たちに教えていました。勉強会が終わると子供たちとダンスをしたり、走りに行ったり、と赴任先の子供たちとの時間をとても大切にしていました。自分の時間よりも子供たちとの時間を大切にしているNさん。現地の子供たちや近所の人たちと一緒に何かをする、のんびりと時間を過ごす、「協力隊らしい生活だなー。」と感じました。Nさんの任地を訪問して感じたことは、子ども達だけではなく大人たちからもとても信頼されている、慕われているということです。「これは、Nさんの日々の活動や行動から来ているものではないだろうか。現地の人とここまでいい信頼関係を築けているNさんは、素敵だな。」と思いました。たかが2年間、しかしザンビアでしかできないことはたくさんあります。自分もNさんのように現地の人との時間を大切にし、自分にできる活動、青空教室の開催、子ども達と遊んだり、走ったり、踊ったりと現地の人と過ごせる時間を無駄にしないようにしたいです。送別会で先輩たちがよく言う言葉“ザンビアでやり残したことがないような活動をする”という言葉です。この言葉通り、日本へ帰るときに、ザンビアでやり残したことがないくらい精一杯活動ができた、そしてザンビア生活を思いっきり楽しめた、と胸を張って言えるように残りの日々を大切にし、後悔だけはしないように過ごしていきたいと思いました。時には「自分の活動が本当にこれで大丈夫なのだろうか。」と不安になることもあります。しかし、先輩訪問をさせて頂いてから「今、自分にできることを精一杯、自分のペースで進めていこう。」と強く感じました。今回、Nさんの任地を訪問させて頂いたことは、私にとって、とても刺激になりました。Nさん本当にどうもありがとうございました。