2013年1月6日日曜日

教師ともう一度出会う

 
学校教育を受けてきたなら、そこには必ず教師との出会いがあります。皆さんはどんな教師たちと今まで出会ってきたでしょ
うか。その出会いによって自分も教職に就きたいと思われる方もいらっしゃるでしょうし、それとは反対に嫌な思い出ばかり思い出されるとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。各言う私は教師があまり好きにはなれませんでした。今、改めて思い返しても、いまだに好きにはなれなかった理由は見当たりません。思春期には言葉に尽くせない思いがあります。いくら辞書で調べて見て、その言葉を心に当てはめてみても、覆いかぶせない何かがあって、そこが一番大切であると言う事にはうっすら気が付いているのに、どうやってみても言葉が届かない。思春期とはそういうものですから、教師にどんな感情を抱いていたか未だにわからないというのは素直な気持ちと言えば、そういうことなのかもしれません。

今、教師として教壇に立ち、生徒を褒めたり、叱ったりする昔は生徒だった私を可愛い生徒たちはどう捉え、どう感じているのでしょう。それは私にもわかりませんが、今なら生徒を叱って席に戻っていく生徒の背中をどんな表情で教師が見送っていたのかわかる気がします。家路につき、その道中で「ああ、もっとああいう風に言えば良かった。」「あんな風に言わなければ良かった。」と済んだ事をいつまでも後悔し続けるその気持ちがわかる気がします。

ザンビアという国で教師をしながら、私はもう一度、過去の教師に出会う事が出来るのです。これも教師としての醍醐味のひとつなのだろうと思います。任期もあと6ヶ月です。まだまだ未熟な私ですが、今までに出会ったたくさんの先生たちに助けてもらいながら、邁進していきたいと思います。