2022年6月2日木曜日

ウガンダのごはんって?

Gyebaleko!

2020年度ザンプロ生、清水研の小田侑佳です。

今回は「ウガンダの食」についてご紹介します。

 

★学校編

 私の学校は、1日の中でBreak time(10:0011:00)Lunch time(13:0014:00)があります。

Break timeではキャンティーンでおやつを買って食べたり、ポリッジと呼ばれるトウモロコシの粉をお湯で割ったものを飲んだりします。



(ポリッジ)






おやつは、ジャガイモ揚げ、キャッサバ揚げ、パンケーキ、おにぎり、サモサなどが買えます。


(キャンティーンのおやつ)



おにぎりは日本とは違い、握った後にパウダーをつけて揚げたおにぎりです。

(ウガンダのおにぎり)

 

 (給食室 外観)


Lunch time
では子どもたちは給食室の前に列を作って、ポショ(トウモロコシの粉をお湯で練ったもの)に豆のスープがかかったものを食べます。




(↑給食室キッチン)    (↑子どもたちの昼食)


教員にも昼食が提供されますが、子どもたちと違って、メニューが少しずつ変わります。






          

       (↑ポショと豆スープ)         (↑お米と豆スープ)      

以下の写真で出てきますが、マトケは青バナナのことで、黄色いバナナのようには甘くないです。






         

(↑マトケとジーナッツソース)     (↑マトケとチキン)







(↑ポショと魚)        (↑カトゴ キャッサバと豆を煮たもの)

 

★レストランや特別な日のローカルフード

ウガンダ飯の基本は、主食とスープですが、レストランや特別な日は品数が増えます!

 (↓あるパーティーでの食事)







 





★週末よく食べるもの

私は週末、露店で昼食を調達することが多いです。


骨付きどり、 トウモロコシ、フライドポテト、ポップコーンなど様々な露店があります。


(←露店   チップス)

 


その中でも私のお気に入りがロレックス

ロレックスと聞くと某有名時計店を思い浮かべる方が大多数ではないでしょうか?

ロレックスとは薄焼き卵とチャパティ(小麦粉の薄焼き)を巻いたものです。

「卵を巻く」という意味のRoll eggsをもじってRolexとなったようです。




(ロレックス    見た目)

 





チャパティと卵のほかに、キャベツ、トマト、玉ねぎ、ピーマンなどを入れてくれるロレックス屋さんもあります。





(ロレックス    中身)

 





ロレックス屋さんの目印は、卵と以下の写真の丸い鉄板です!




(ロレックス    鉄板)

 





ローカルな場所では1つ10002000UGX(3264)とお手頃価格です。

お店によっては、価格は上がりますがチキンが入ったりしているので、いろんなところのロレックスを試してみてはいかがでしょうか。

  

★こんな魚料理も!

週末遠出した際に、レストランで食べました。

臭みもなく美味しかったです。





(レストランでの魚料理)

 

 



ウガンダに来られた際は、ぜひいろんな地元食をトライしてみてください。

 文・写真)2020年度清水研/小田



2022年5月23日月曜日

ウガンダ派遣学生より現地報告(学校紹介)

 GyebalekoOli Otya

こんにちは。2020年度ザンプロ生、牧研の横山穂佳です。前々回のブログ投稿者小田さんと共に、JICA海外協力隊としてウガンダに12月に派遣され、任地での生活も4か月目に入りました。

 

私はウガンダのムベンデ県(首都であるカンパラから車で約2時間半)の中高等学校で、理科教員として活動しています。今週から第2学期目が始まりましたが、1学期目は顕微鏡を用いて細胞の観察をしたり、菌について学習する単元でヨーグルトを作成したり、パンの発酵の様子を観察したりしました。

      (理科室での実験の様子)


今回は私の学校を紹介したいと思います。中高等学校には、日本でいう中学校と高校段階の生徒が通っています。OOrdinary)レベルとAAdvanced)レベルに分かれており、Oレベルが4年間、Aレベルが2年間となっています。呼び方は、O1ではなく、SSenior)1からS6となっています。ちなみに、Primary(いわゆる小学校)とOレベル、Aレベルそれぞれ終わるときには国が定める試験があり、S4とS6は特に試験勉強をがんばっています。

 

私の学校は、男女共学でカトリック教会によって設立されました。そのため、毎週水曜日と日曜日の朝にはミサがあり、生徒はミサのために歌を練習したり、ときには踊ったりします。

             (集会の様子)              男女それぞれ寮が併設されており、遠くから通う生徒が寮で暮らしています。生徒数は470名ほどで、S1は1クラス約100人とかなり多いです。そのため教室に入りきらず、講堂を教室として使っています。教科書も11冊持っておらず、毎時間図書室に借りに行きます。教科によっては、3人で1冊の場合もあります。いつか、生徒全員の手に教科書が渡る日が来たらいいなと思います。

 

教員数は31名で、教員ではないスタッフが10名以上います。スタッフは、会計士、警備員(現地ではアスカリと呼びます)、生徒の食事を作る人、寮母さん、購買のスタッフ、図書室のスタッフなどです。先生方はとても熱心で放課後や休日も、授業をしていたり、生徒からの質問に答えたりしています。

 


これから任地での生活や活動の様子、生徒の日常生活などをお伝えしていけたらと思っています。

2022年5月17日火曜日

(ザンビアより)一学期が終わりました!

はじめまして!2020年度ザンプロ生、三輪研の太田和希と申します。

私は2021年度3次隊JICA海外協力隊として今年の1月にザンビアに派遣されました。

私の配属先はザンビアの首都ルサカにある初等学校です。日本語では初等学校と名付けられていますが、実際はBasic Schoolといい、初等教育と前期中等教育を担っています。

ザンビアは1月に新年度が始まりましたが、新型コロナウイルスの影響で始業が遅れ、私の活動が始まった2月中旬にようやく授業が始まりました。私は小学校教育隊員ですが、一学期の間は日本の中学2年生にあたる8年生の理科と数学の授業を担当しました。今後も8,9年生の理科と数学を担当する予定です。

 

実際は二学期が始まる時期ですが、以下に一学期を終えての感想を書かせていただきます。

 

その前に少しだけ、私の配属先の学校の紹介をします。

私がいる学校は、1999年に日本の政府開発援助(ODA)の無償資金協力で建設されました。同年に高円宮同妃両殿下のザンビア公式御訪問を記念して、学校名も「プリンス・タカマドスクール」と名付けられた他、高円宮同妃両殿下と当時の大統領ご夫妻の像が建てられました。

 


<高円宮同妃両殿下と当時の大統領夫妻の像>





 

校舎はしっかりしていて、校庭も広く、木や芝の手入れもされています。地面も舗装されているので、学校を訪問された日本人の方には、「きれいな学校ですね」と言ってもらえます。

 


<校舎と校庭>









 教室は日本と同じぐらいの広さです。

<教室>

 




ですが、多いクラスはここで80人の生徒が授業を受けるので、机が足らず、3~4人でこの机を使いますが、床に座って授業を受ける生徒もいます。

 

一学期の印象としてすぐに思い浮かぶのは、このような環境でも一生懸命に授業を受けている生徒たちです。きれいな学校とはいえ、やはり学習をするには厳しい環境であるように思います。椅子も机も足りていない、教室の電気がつかない、黒板がぼろぼろで文字が見えにくい、窓の外から他校の生徒にちょっかいをかけられる・・・と、挙げるときりがないですが、この環境でもしっかりノートをとっている生徒の姿に感銘を受けています。

 

この2ヶ月間授業をしてみて一番難しいと感じたのは、英語の読み書きができない生徒への指導です。ザンビアでは7年生で国家試験(初等教育の卒業試験)に合格しなければ8年生に進級できないのですが、最近は一定の学力がなくても全員合格できるそうで(その背景に関しては正確な情報がないので言及を控えますが)、8年生にも英語の読み書きができない生徒が多くいます。

そのような生徒たちは英語での授業についていけないので、同僚の先生は現地語を交えて授業をしています。私は現地語で授業できるほどの語学力がないため、視覚教材を活用したり、生徒同士で話し合わせたりしていますが、やはりそう一筋縄ではいかず、特に期末試験では英語の読み書きができないことのハンデがいかに大きいかを思い知らされました。

 

また、これはザンビアに来る前からわかっていたことなのですが、学習のための設備や資源がやはり不足しています。以前は、資源が少ない中でも、身近なものを利用して実験をしたり教材を作ったりするのが、協力隊としての活動の醍醐味だと思っていたのですが、いざとなると非常に悩まされます。次の学期では顕微鏡での植物の観察があるのですが、私がいる学校には顕微鏡がないので、どのように観察しようかとずっと考えています。

教材作りに関しても、学校から紙などを提供してもらえるわけではないため、自分のお金やJICAに申請できる現地業務費を使って教材を作っても、それはこの学校にとって持続可能な方法ではないのではないだろうか・・・でもせめて絵や写真がないと生徒は理解できない・・・といった葛藤をする日々です。

 

しかし、今はやっとザンビアのことや学校のことを知り始めたというところだと思うので、これからより効果的に生徒の学びを支えられるよう、同僚の先生方と協力しながら頑張っていきます。

2022年4月12日火曜日

ウガンダでの活動 (現地より第1報)

 Gyebaleko!

2020年度ザンプロ生、清水研の小田侑佳です。

私達(牧研:横山穂佳/清水研:小田侑佳)は2021年度2次隊JICA海外協力隊として昨年12月より、ウガンダ(新型コロナによる任国振替)へ派遣され、今年の1月末より、それぞれの任地に赴任し、本格的に活動が始まりました。

ウガンダの学校は3学期制で、丁度この記事が投稿される4月15日に1学期が終わります。今回は、配属先に関することと、私が1学期で行ってきたことを紹介します。

私の配属先は、首都カンパラからエンテベ空港方面に25kmほど進んだところにある、Kitala C/U Primary School です。私は小学校3年生、4年生、5年生、6年生の体育を担当しています。1学年1学級で、1クラス50人のところもあれば、100人のところもあり学年によって様々です。




小学校6年生のクラス





現在私は、算数・理科の授業を持っていませんが、空いた時間に先生方の算数・理科の授業を観察しています。

担当している体育の授業では、リレー、身体づくり運動、簡易スポーツテスト、ドッジボールなどをしました。




スポーツテスト(反復横跳び)








ドッジボール



1クラス50〜100人ということもあり、スポーツテスト実施の際、生徒1人1人の記録を取るのがとても大変でした。来年の2〜3月に再びスポーツテストを行う予定です。1年でどれだけ子どもたちが成長するのか楽しみです。


体育の授業をしていて驚いたのが「ウガンダ式真っ直ぐに並ぶ方法」があったことです。

以下の写真の様に、片腕をあげて並びます。




ウガンダ式(チタラ小学校式)整列の仕方





また1学期には陸上記録会があり、引率しました。




陸上記録会 ストレッチの様子





この1学期は体育メインに活動してきました。

算数・理科に関して、1学期末テスト(100点満点)の結果を見てみると、「クラスの最高得点が60点以下」「点数1桁の生徒も多く見られる」と課題が沢山あると感じました。

引き続き、算数・理科は授業観察を行うと共に、2学期からは算数・理科の授業に介入していく予定です。



2022年4月5日火曜日

2022年4月時点の派遣状況(派遣は継続しています)

 新型コロナ感染症の影響で、海外渡航などに制限があり、ザンビア特別教育プログラムにも影響がありました。

先月、3月5日には当プログラム20周年成果報告会を開催しましたが、20年継続していることの大切さ、大変さ、そして多くの方がたの努力と貢献があり続いていることを実感しました。

新型コロナ感染症についても、多くの方々の検討・調整、そして本人の強い意志と希望により、なんとか派遣を行っています。

さて、先日も、将来本プログラムの応募を考えている方から問い合わせがありました。

「ザンビア特別教育プログラムは、新型コロナで今中止になっていますでしょうか」

ご安心ください、とは言えませんが(今後も世界的な感染症の状況は読めません)、現在も派遣は続いております。

ザンビア特別教育プログラムHPのトップページではないのでご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の派遣メンバーを下記から知ることができます。

参加のきっかけ | JICA海外協力隊・広島大学大学院連携 ザンビア特別教育プログラム (hiroshima-u.ac.jp)

最初は安全第一であまり外出せず、まだ活動写真などがないと思いますが、少しずつ、活動中の様子なども現地よりお知らせいただく予定です。

お楽しみに

2022年1月11日火曜日

【開催終了】2022年3月5日【オンライン&東京会場】ザンプロ20周年成果報告会&シンポジウム

 3/5(土)13:30~16:45「ザンビア特別教育プログラム」20周年記念成果報告会&シンポジウムを開催します。

ザンビア特別教育プログラムの開始から20周年を迎えました。これまでの成果を振り返るとともに今後の可能性を展望するため、以下の通り20周年記念成果報告会&シンポジウムを開催いたします。

尚、本イベントは広島大学大学院人間社会科学研究科設立記念セミナーを兼ねています。


日時:2022年3月5日(土)13:30から16:45

   対面式・オンラインの両方にて開催予定です。

   いずれの参加をご希望かをお申し込み時にお選びください。

対面式の開催場所:JICA竹橋合同ビル(最寄り:東京メトロ東西線竹橋駅・大手町駅)

※入場無料・要事前申し込み


プログラム(予定)

 13:30~14:50

   第1部:成果報告会

 15:10~16:45

   第2部:基調講演(東京大学 北村友人 教授)

      シンポジウム

お申込み・お問合せ

 参加のお申し込みは下記申込フォームからお願いします。

        お申込みフォーム

 締切:対面式参加(2月18日)、オンライン参加(3月2日)

 ※対面式参加は定員に達した場合、感染症状況悪化によりオンラインのご案内となる場合がありますので、予めご了承願います。

広島大学国際理数科技術教育協力実践プロジェクト研究センター

電話:082-424-6944 Email:intlscim(a)hiroshima-u.ac.jp (a)→@

ザンビア特別教育プログラム_A2_ポスター_Outline (hiroshima-u.ac.jp)

主催:広島大学大学院人間社会科学研究科国際教育開発プログラム

共催:独立行政法人国際協力機構(JICA)、広島大学大学院人間社会科学研究科

後援:文部科学省


2021年4月19日月曜日

JICA・広島大学連携「ザンビア特別教育プログラム」説明会と帰国学生インタビュートーク

 ~アフリカ、ザンビアでのJICA海外協力隊活動を組み入れた修士課程のプログラムに参加して~

「ザンビア特別教育プログラム」のご紹介と帰国学生のインタビュートーク


「ザンビア特別教育プログラム説明会」を広島大学留学WEEKイベントにて行います。

オンライン開催ですので、他大学の方、社会人の方などで当プログラムに関心がある方も参加いただけます。

開催日時:2021年5月12日(水)17:10-17:55

当日内容:ザンビア特別教育プログラムのご紹介

     ザンビアから帰国した学生との対談(インタビュー)

     質疑応答

参加方法:事前登録の上、オンライン(PC,スマホなど)で参加
     下記の申込ボタンからお申し込みください。
     前日までに参加URLをお送りします。

申込締切:2021年5月10日(月)まで 

     参加申し込み

お問合せ:参加以外の問い合わせの場合も、上記「参加申込み」からご連絡ください。質問欄(自由記載)がありますので、申込ではない旨とお問合せ内容をご記載ください。


ザンビア特別教育プログラムは、JICA協力隊と大学院での修士号取得の両方を目指す方に、JICA協力隊としてザンビアに理数科教員(小学校教諭含む)として活動しながら、現地調査・研究を同時に行い、最短で3年半で修了する(派遣前、帰国後に大学院で研究)プログラムです。 詳細はこちら

※新型コロナの影響等、派遣時期が遅れる場合は、3年半で修了できなことがありますので、事前にスケジュールを確認ください。