お久しぶりです。2020年度ザンプロ生、三輪研の太田和希です。
もう6月中旬ですね。日本は半袖を着るくらいの気温になっている頃でしょうか。
ザンビアは1年で一番寒い季節になってきて、最近の最低気温は10度前後です。ザンビアでは12月から4月頃が雨季、5月から8月頃が涼しい乾季、9月から11月が暑い乾季と言われています。
私はなぜか、ザンビアについて調べるまでは、アフリカはどこの地域でも一年中暑いイメージがありました。よく考えるとそんなわけないのですが・・・。
ザンビアに渡航するにあたって気温を調べていたので、かなり寒くなるということは知っていたのですが、広島大学のある東広島市では気温が氷点下になることもよくあるため、ザンビアで10度前後といってもそれほど寒くないのではないかと高を括っていました。寒い時期用に持って来た服は、長袖の服を数着とあまり厚くないマウンテンパーカーだけだったので、先月赴任された新しい隊員の方にお願いして、日本からヒートテックを3着持ってきていただきました。
おかげさまでヒートテックを着て活動できていますが、それでも日々凍えています。同僚の先生には、「日本はもっと寒いんだから、ザンビアの寒さは余裕でしょ?」とよく言われるのですが、その度に、ザンビアの寒さを甘く見ていたがゆえに凍えている自分が恥ずかしくなります。
生徒たちは、制服の着こなしに関して厳しく指導されていますが、授業中でもアウターやマフラーの着用は許されているようです。しかし、前回の投稿でお話ししたように、いすが足りないために床に座って授業を受けている生徒がいます。
もちろん教室には暖房がなく、窓も壊れているため冷気がしっかり入ってきて、授業をしている私も凍えるくらいです。そんな中でコンクリートの床に座りながら授業を受けているのはかなり気の毒に思ったので、以前JICAから感染症対策の一環で屋外授業に利用するために寄付されたプラスチックのいす20台ほどを、自由に使えるようにしました。私が活動する学校では備品の管理が徹底されていて素晴らしいのですが、寄付されたいすは鍵のかかる部屋で厳重に保管されていたため、あまり気軽に使える状態ではありませんでした。これはもったいない!と思ったので、いすの保管場所を職員室に変え、必要なときだけ持ち出すことを条件に、生徒が自由にいすを使えるようにしました。職員室にいる教員全員で見守っているので、生徒もルールを守って使っています。
今回は、ザンビアの寒さについてお話ししました。最近は風邪をひかないように、家の中でもアウターを着て毛布を被っています。みなさんも、この時期にザンビアに渡航される場合は寒さ対策をお忘れなく!(ちなみに日中は25度を超えることもあるので、インナーを着込みすぎると大変です・・・。)