2014年11月10日月曜日

突然の出来事

国家試験の合間に学校に来ている生徒に対して授業をしていました。すると、何人かの生徒が教室に入ってきて連絡があるから時間をくれと私に言ってきました。よく学校のイベント等の連絡をするために生徒が入ってくるので今回もそんな感じなのかなと思っていると、なんと生徒が亡くなったという連絡でした。その生徒は実は私が教えに行っていたクラスの生徒でした。突然のことに驚きを隠せませんでした。話を聞くと今学期あたりから体調があまり良くなったらしく、ルサカで治療中に体調が悪化し亡くなったとのことでした。

そのことを聞いた時に、彼の授業中の姿を思い出していました。彼は授業中教室をいったりきたりしてよく私に怒られていました。しかし欠席やノートを紛失した分を取り戻すために、私のところへノートを借りにくる勉強熱心な生徒でした。もっときちんと教えてあげればよかったなと反省しました。また、中学校の頃に交通指導をされていたときに先生が「教え子に先立たれるのはつらい」と話されていたことを思い出しました。私が教える立場になってやっと先生が当時話されていた気持ちを理解しました。自分よりも若く、将来の可能性もたくさんある生徒の生命がなくなるということがこんなに辛いことなのだということを実感しました。

その生徒に対して、学校からスクールバスを出して彼の葬式に参列しました。私も参列したかったのですが、次の日に生物の実技試験を準備や試験監督があることもあり参列できませんでした。参列した生徒や同僚からの報告をきくという形になりました。

あの時こう教えておけばよかったと後悔をしないように生徒ときちんと向き合っていきながら指導をしていかないといけないなと改めて感じました。

最後に、その生徒のご冥福をお祈りします。