2012年12月11日火曜日

JICA中国でのザンビア研修


こんにちは、野中です。西条はめっきり寒くなってきました。

 先日、ザンビアから教育省の方や教員養成学校の学長や講師が研修のためにJICA中国に来られていました。その研修は授業研究のための教材研究ということが主な目的でした。馬場先生がその研修の講師をされていて、「ザンビアの数学授業で感じた課題」を話すようにと10分間だけ時間を頂きました。

 ザンビアで働いていてエライ人にここを変えてほしいと思ったことはたくさんありました。なので、これはチャンスだとザンビアでの活動を思い出し、相談し、2つだけ伝えようと決めました。

1つは自己反省をすることです。授業研究や学校で授業を作っている同僚を見ても思いましたが、うまくいかない、都合が悪いことなどは自分ではない何かが悪いからだという論理になってしまいます。そういう場面をよく見てきました。もっと自分を振り返ることができれば授業もよくなっていくのにと思ったことが何度もあります。

2つ目は生徒の能力です。1つ目と関連していますが、うまくいかなかったとき生徒の能力がないからできないと考えてしまうことです。生徒に能力がないから自分の授業がうまくいかないと言ってしまえばそこで終わってしまいます。何もかも終わりです。それがすごく嫌でした。生徒は能力をまだ持っているから、先生達には生徒のせいにするのではなく自分を反省して授業をよくしていってほしいと伝えました。
 
始めに自己紹介をして、ひとりアイスブレイキングをしてから上の2点を伝えました。ひとりアイスブレイキングでは新井さんから授かったジョークを言いましたがすべりました。それ以外はすごくいい感触でした。言いたい内容が何だか一般的なことになってしまってちゃんと伝わったかなと思いましたが、それが本当に言いたいことだったから仕方ありません。発表の後にはたくさん質問を受けて嬉しかったです。ほんのちょびっとは言いたいことが伝わったのかなと思いました。