2015年9月14日月曜日

3度目のザンビア大学・広島大学・JICAザンビア事務所共催ワークショップ



先日、毎年恒例の広島大学とザンビア大学(UNZA)JICA共催のワークショップが行われました。2年前にインターン生として参加したことを含めると私にとっては3度目のワークショップでした。

事前準備に関しては昨年同様UNZAとの連絡の係を担当しました。今年度、昨年度と大きく変わったのは1日開催から2日開催になったこと、会費を集めるようになったこと(昨年まではUNZA側が政府関係者等を招待して行っていました)の2つです。特に会費を集めることになったことに対する変化が大きく、関係者での事前準備会議の内容はUNZA内で話し合ったことを、広島大学と確認をするという形が多かったように思います。昨年の反省等も活かしながら会議のどこで発言をしていくべきか昨年以上に考えました。ただ、会議の中にはいつもIDEC池田研究室の修了生のNachiyundeさんにいっぱい助けてもらったこともあって連絡も滞ることなく着々と準備を進めることができました。

ワークショップ直前に日本から来られた清水先生、牧先生をお迎えして一緒に前日の会議に出た際に私の脳裏には2年前の悪夢がよぎりました。それは当日になって会場が2回も変更になったことです。同じ過ちを繰り返さないように何度も会議で確認したことを改めて自分の中で言い聞かせました。

当日は、発表資料が保存されたフラッシュメモリーをコンピュータに差し込んだ際に、ウイルス感染をして、一部データが消えたことを除けば、機材等でのトラブルもなくワークショップ自体はほぼ時間通りに進めることができました。会費を集めて行うこという形でのワークショップであったため参加者が少なくなることも心配していましたが、運営者も含めて約50人(×2日間)の方が参加されました。通常ワークショップはお金をもらって参加をするスタイルが一般的なザンビアでこれだけの参加者が集まったことはとてもすごいことです。また、ザンビアだけでなくマラウィからも参加されていました。私が今まで見てきたワークショップの中で一番参加者がいらっしゃったと思います。

今回のワークショップを終えて、一昨年、昨年、今年とワークショップを経験するごとの自分自身の成長を感じることができました。一昨年は英語で話すのもぎこちなく、あたふたしながら先輩方にいっぱい助けてもらいました。昨年は、協力隊として赴任して間もなかったこともありザンビア文化が分からず会議の要所で言いたいことが言えずもどかしいことが多々あったこと。それに比べて今年は話の意図をつかむことに時間がかかることはあっても言うべきことを発言でき、UNZAの教授陣とも関係を作ることができたこともあり、コミュニケーションもスムーズになっていました。
改めて振り返った時に大きく変わっている自分にとても驚きました。と同時にもうすぐ私の協力隊としての活動も終わってしまうのだなと思うと少しさみしくなってしまいました。

今回のワークショップを無事に終えたことで私自身が広島大学生としてザンビアで行う仕事は無事に果たせたのかなと思います。来年度以降のワークショップについては次の後輩に託したいと思います。