2019年5月13日月曜日

ザンビア特別教育プログラム説明会

広島大学東広島キャンパスで説明会を実施します。

ザンビア特別教育プログラム説明会
青年海外協力隊 or 大学院進学どっちが先?? 
どっちも先!!
!!修士課程に在籍しながら、並行して2年間の海外ボランティアの経験を積むことができるプログラム!!
!!青年海外協力隊×広島大学大学院国際協力研究科が連携!!

このプログラムは、青年海外協力隊としてアフリカ・ザンビア共和国に赴き、学校などの配属先でボランティア活動に携わりながら、国際協力研究科修士課程に在籍し教育開発に関する研究を行うプログラムです。
理論と実践の両面から国際協力を学びスキルアップをしたい方、開発途上国や教育開発に興味がある方は、是非、お越しください。
国際協力分野での活躍を希望する大学4年生・社会人はもちろん、将来の進路を検討している大学3年生以下の方の参加も大歓迎します。

【日   時】  令和元年5月14日(火)18:00~18:45
        令和元年5月15日(水)12:00~12:45
【場   所】  東広島キャンパス 学生プラザ 1F東
【問 合 先】 国際理数科技術教育協力実践プロジェクト研究センター
        Email: intlscim(A)hiroshima-u.ac.jp
       ※(A)を@に置き換え下さい。
                  Tel:082-424-6944 

尚、別途、国際協力研究科IDEC説明会は下記の日時で行われる予定です。

国際協力研究科IDEC説明会
日時:2019年5月18日(土)14:00~16:00
場所:広島大学東千田キャンパス 東千田校舎
※東広島キャンパスではありませんのでご注意下さい。

ザンビア特別教育プログラムについてのご質問お問合せはメールでもお受けします。
【問 合 先】 国際理数科技術教育協力実践プロジェクト研究センター
        Email: intlscim(A)hiroshima-u.ac.jp
       ※(A)を@に置き換え下さい。
                  Tel:082-424-6944 

2019年4月15日月曜日

アフリカ教育研究フォーラム「優秀研究発表賞」


4月12日~4月13日に開催された、第23アフリカ教育研究フォーラムにて、 ザンビア特別教育研究プログラムの薄田孝誠さんが「優秀研究発表賞」を受賞しました。

研究成果発表題目 
ザンビア中等学校教員の信念と職能成長ーエスノグラフィー的手法を手がかりにー(Secondary school teachers' beliefs and their professional development in Zambia: Using an ethnographic approach


薄田さんは2017年1月から2019年1月までザンビア特別教育プログラムでJICA海外協力隊員としてザンビアに派遣され、現在、広島大学大学院国際協力研究科博士課程前期に在籍中です。



2017年4月16日日曜日

修了しました!

ご無沙汰しております。東です。

3月に国際協力研究科,ザンビアプログラムを修了し今月より社会人となりました。
まだ,仕事を始めて2週間ちょっとしか経たないですが,研究室にいたことやザンビアで過ごした時間が遠い昔のように感じてしまいます…笑

現在まだ研修中ですが,就職先が教育系の企業であることもあり,ザンビアプログラムにて実際にザンビアのフィールドを見て感じたことや学んだこと,日本に帰って修士論文を書く際に考えたことなどこれまで学んだ経験が活かされてるように思います。
おかげ様で,研修にてより深く学べているように感じます。


4年間,様々なことがありました。研究のために夜遅くまで研究室に残り勉強していたことや,時には徹夜をしたことも何度かありました。
また,ザンビアでは教員として授業を受け持つ傍ら,生徒達や村の人たちとザンビアのことを知るためにいっぱい話をしたり,お酒を飲んだりと様々な時間を過ごすことができました。
楽しい思い出もいっぱいありますが,時には騙されることや裏切られることもあったり,受け持ちの生徒が亡くなってしまうなど悲しいこともたくさん経験しました。


日本とザンビアで様々な経験を積むことができたことにより,心身的に大きく成長することができたように思います。

これまで積んだ経験を生かして行きながら,新天地にてまた頑張っていきたいと思います!



2017年3月29日水曜日

ザンビアに赴任して

 2016年度4月にIDECに入学しました、薄田孝誠と申します。大学院では教育開発を学んでいますが、3月までは兵庫教育大学で学校教育学を専攻していました。

 私がザンビア特別教育プログラムに参加すると決めてから、約2年も準備期間がありました。その間、IDECではザンビア関連の文献を読んで勉強していたので、ザンビアという国を紙面上でしか認識したことがありませんでした。なので、いざザンビアの地に降り立った時は自分が本当にザンビアにいるのかわからなくなるくらい、不思議な感覚になりました。ザンビアって本当に存在する国なんだと、その時に実感しました。小さな夢が叶ったような思いがしました。

 現在、ザンビアに到着してから約2か月、任地の中等学校に赴任してから約1か月が経ちました。授業も本格的に始まり、一週間に15コマの授業を担当しています。物理をグレード10の生徒に、数学をグレード8の生徒に教えています。物理の授業では、黒板を書き写すだけの授業ではなく、実験を多く取り入れようとしています。

 最近では、物体の中心を見つける実験を行いました。物体にピンを通して、重りのついた紐をピンにかけて、紐が静止した時に紐に沿って物体に線を描き、それを2か所の別の点からも行い、3つの線の交差する点が物体の中心であるというものです。私の配属されている中等学校では実験器具が豊富に揃ってはいないので、今回の実験では身近なものを代用して行いました。写真ではよくわかりませんが、物体をスタンドに固定するコルクがなかったので生徒が普段食べて捨てているメイズの芯を、物体に刺すピンがなかったので、ペンのキャップを、紐に通す重りがなかったのでペンを代用しました。生徒たちは自分たちが持っているもので実験を行っているのがおかしいのか、楽しそうに取り組んでいました。
 

 もうすぐでテスト期間に入り、1か月の休み期間が始まります。この間に次の学期の授業準備と研究を進めていきたいと思います。


2016年3月1日火曜日

西条に帰ってきました!

お久しぶりです。東です。


帰国してからだいぶ経ってしまいましたが、2014年1月から20161月までザンビアにて理数科教師として活動をおこない、2年ぶりにIDEC、そして馬場研に戻ってきました。


久しぶりに西条に戻ってきました。IDECに入学しザンビアに行くまで約半年しか住んでいなかったこともあり、西条の景色を見ても、大学を見ても昔見た景色をはっきりと思い出すことができなかったこともあり違った意味で新鮮な気持ちになりました。


益子さんも帰国時に書かれたブログで話されていましたが、私もザンビアではとても田舎の地域に住んでいたこともあり昔は田舎だと感じていた西条がとても快適な都会に映るようになりました。ゆめタウンがあること、食べたい食べ物(ラーメン屋やお好み焼屋)さんに行っても商品をきちんと提供してくれること、道路は土でデコボコではなくどこも綺麗に舗装されていること、バスも時間通りに来ること、水は井戸から水汲みをしなくても水道をひねれば出ること、電気も滅多に停電しないこと。。。。


あげればきりがないくらい快適な大都会です。本当に十分すぎます。


研究室の場所が変わったことと、中にいるメンバーが変わったこともあって昔いた場所であるにもかかわらず、とても新鮮な気持ちになりました。

そんな西条と馬場研で過ごすのも残りわずかなので、就職活動と修論の執筆と毎日忙しい日々を過ごしていますが、ここでの生活も楽しみたいと思います!


2015年12月29日火曜日

ザンビアでの生活の投稿

12月になり,帰国が目前に迫って来ました。
2年間という短いような長いような期間が終わってしまうのだなとしみじみと感じます。


さて,今回帰国を前に私が2年間体験したザンビアでの生活をまとめて公表していただける機会を在ザンビア日本国大使館より頂きました。
ザンビアに暮らしてみてというタイトルで文章を書かせて頂きました。
このような機会に,自分の活動したことや生活について改めて考え直すことができました。いい経験をさせてもらったなとしみじみ感じます。笑


私が書いた文章を含めて,様々な方々がザンビアでの生活について書かれているので,ぜひご覧下さい☆


ザンビアに暮らしてみて
http://www.zm.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kurashitemite.html


私の書いた文章
http://www.zm.emb-japan.go.jp/ja/kurashi/zambia_kurashi_11.pdf

2015年10月26日月曜日

独立記念日にパラスに行ってきました

10月24日はザンビアの独立記念日。今年で独立51年目。この日は国をあげてお祝いです。


うちの村では,毎年この日の前後にチーフ(部族や地域の長。場所によっては大統領が挨拶にいくところもあるとかないとか)のパラスと呼ばれるお家にみんなでいきお祝いをする慣習があります。
去年行き損ねたので,今年は生徒たちと一緒にパラスへ。何にも目印のない道を車で約40分ほど走ったところにパラスはあります。遠い。とても遠い。その間生徒達はバスの中でお祭り騒ぎ。パラスに着くと手作りの槍と弓矢を持ったガードマンが周りにあふれていることにびっくり。


生徒の代表が他の生徒に向かって「ここは普通の場所とは違うからそそうのないように」と言ってるそばからある酔っぱらいがガードマン4人に引きずられ,井戸水をかけられる制裁を目撃。生徒達、僕ともにたじたじ。それからびくびくしながらガードマンを見ていると彼らに呼び出されて、「こっちきてきて、怖がらないで!あ、槍?これ飾りだから!大丈夫大丈夫!」と腕をひかれることに。飾りって…。安心した反面、いままでおびえてた時間を返してほしいという言葉をぐっと押さえて彼らと写真を撮ることに。なんとフレンドリー。



チーフの場所に着きすぐに祭典が始まるのかと思いきや、待たされること約5時間。チーフは家からなかなか出てこない。その間伝統的なビール(トウモロコシとミレットを発酵させたもの)が振る舞われていました。この日は年齢に関係なくみんながお祝いとして飲んでました。


やっと祭典が始まるのかと思いきや、なにやら儀式がはじまったみたい。それはチーフの家の裏手で行われていました。その儀式をみるためには何故か靴を脱がないといけないとのこと。靴を脱いで向かうとこの地域のチーフと近隣のチーフ2人が祠のようなものの周りを歩き回り伝統的なビールを口に含み観客に向かいかけまくってました。儀式自体は全部現地語で行われていたのでチンプンカンプンでしたが、なにやら人間の頭蓋骨を大衆に示していました。後からチーフの長男に聞くと、あの頭蓋骨は東部州で悪いことをして捕まった人の頭蓋骨らしくおそらく戒めなんでしょう。びっくり。


それからチーフが祭典の会場へ。他の2人のチーフは歩いていたのでこの地のチーフも歩いていくのかと思いきや、いすに座ったまま担がれて先ほどのガードマンに守られて会場へ。ただならぬ雰囲気。
祭典自体は、歌や踊りのだしもの、チーフ自らがくわをもち何らかの儀式を行っていました。多分これから育てるトウモロコシの豊作を祈るものなんだと思われます。確か日本の天皇も米の豊作を祈る儀式やってたよなと思いつつも儀式の名前は思い出せず…。



式典が終わり帰ろうとするとスクールバスの姿がなく、何もないところで3時間くらい待たされるというトラブルもありましたが、生徒達は月明かりの下で歌って踊って大騒ぎ。きっと伝統的なビールを空腹で飲んでるせいで酔っぱらってたんだと思いますが笑


ザンビアにきてこの日がおそらく一番衝撃的な一日でした。なんか1500年くらい前(それ以上?笑)の世界に来た感じでした。現代のルールが通じないような雰囲気に背筋がぞくっとしました。
なかなか話す機会がなかった同じ地域で活動しているイギリス人のボランティアと話をしたり、その辺の人たちとおしゃべりしたり。


チーフの長男と跡継ぎについて話をしていました。跡継ぎに関しては、彼はあんまり継ぎたくなさそうでした。というのも彼は敬虔なクリスチャン。今のチーフがキリスト教と土着の宗教両方を信じながらやっているという現実と、後を継ぐとなると土着の宗教も引き継がなければいけないという現実にゆれているようでした。うーむ、難しい…。


今生活に関わる色々なものが近代化していくなかで、今でも彼らのもつ文化を守りつづけようとする姿を見ることができました。と同時に、私たちも自分たちができる日本独自の文化をきちんと継承しないといけないなということと国の創立記念日をきちんとお祝いしないとなとしみじみ感じた一日でした。