2012年10月10日水曜日

教員生活半年を迎えて


神奈川県の教員になって半年が経ちました。

大学院の時には、ひとつのテーマで時間をかけて考えるということをしていましたが、こちらでは毎日降ってくる仕事をとにかくこなすという日々が続いており、生活がだいぶ変わったなと感じます。
しかしながら、ザンビア特別教育プログラムで数学教育について考えてきたことが役に立ってると思う場面もあります。

それは、授業の準備をする際に、様々なアイディアが浮かんでくるということです。
たとえば、「教具を作ってベン図を分かりやすく教えよう」「実際にさいころを振って確率の授業をしてみよう」など、挙げればきりがないですが、教具を作って生徒の興味をひきつけながら授業するようにしています。

もちろん毎日の授業ではできませんが、ザンビアプログラムの先輩に指導してもらった事が今の仕事にも活きてるなと感じます。

来週は、研究授業で数学と美術の教科横断型の授業に挑戦します。
図形の授業で、大学院の時研究した「民族数学」を取り入れたものを実践してみたいと思っています。

2012年10月6日土曜日

9月から始まった活動についての巻

 9月3日から私の活動は、スタートした。ザンビアの学校は、日本の学校と比べて大体1時間程早く授業が始まる。7時には授業が開始するため教師は6時半には学校に居なければいけない。日本では、ずっと朝方生活を送っていたがザンビアに来てからは夜遅くまで起きていることが多く、夜型の生活になっていたので、きちんと起きられるかとても心配であった。「さすがに初日に寝坊をしてはいけない。」と思い、日本から持参した目覚まし時計とザンビアで購入した携帯の中にある目覚まし時計の2つをセットして、床についた。緊張していたせいか目覚まし時計がなる15分前くらいには、目が覚めてしまった。丁度良い時間だと思い、支度をし、早めに学校に向かった。学校には、既に何人かの生徒や教師たちがおり、会うたびに笑顔で挨拶を交わした。一番初めの記事にも書いたが、アフリカ人は、挨拶をとても大切にする。私も、挨拶をすることはとても大切なことだと思っているので、この習慣にはとても好感がもてる。

 「どんな生徒たちがいるのだろう。」と思いながら教室に向かった。すると、なんと35人のクラスなのにもかかわらず11人しか来ていなかった。35人全員に会えるのを楽しみにしていたので、クラスの半分以上も欠席をしているという状況は、とても残念であった。しかし、ここはザンビア。授業に来ない生徒がいるのは日常茶飯事。気を取り直して自分の自己紹介から始めた。自分の名前を黒板に書くと「日本語で書いて!」とリクエストがあったので、日本後で書くと、教室中にドワッと笑い声があふれた。「僕の名前も日本語で書いてー。」「私のもー。」と生徒たちからたくさんのリクエストを受けた。しかし、「準備していた授業を進めなければならない。」と思い「休み時間にね!」と言って授業を開始した。初日の授業は、「あまり緊張せずに自分らしく、楽しく授業ができたなー。」と思った。

 
生徒たちは、本当に熱心に授業を聞いてくれる。また、授業中の反応も良く「教えていて本当に楽しいな。」と感じる。そして、何より生徒たちが本当に可愛い!!しかし、やはりやんちゃな年頃でもあるため、授業中にぺちゃくちゃと友達と話し始め、クラス全体がうるさくなることもあり、そんな時は少しイラッとする。生徒たちには、しっかりとしたマナーや態度を身に付けて欲しいと思っている。そのため、いつもは穏和な私だかマナーや態度については厳しく指導している。授業中と休み時間の切り替えなど、生徒にはオンとオフの切り替えをきちんとするよう声を掛けている。また、厳しいだけではいけないので、褒めるときは思いっきり褒めるよう心がけている。

私は、教員経験がないためクラスマネージメントの仕方がよく分からないので、クラスをまとめることがとても難しく感じる。しかし、ザンビア人の教師の授業を観察するなどして、クラスマネージメントの仕方を学びたいと思っている。

まだ活動が始まったばかりで大変なことも多々あるが、生徒のみならず同僚との信頼関係も早く築き上げていきたい。また、なかなか生徒の顔と名前が覚えられないので、早く覚えられるよう頑張りたいー。

2012年10月1日月曜日

今後の進路


9、10月に入り、広島・西条は一気に寒くなりました。
夏から秋というよりも、冬になった感じです。

実は9月28日、私の研究の中間発表がありました。
私は、ザンビアにおける文章題解決から見た生徒の思考について研究しているのですが、まだまだ不十分な点が多々ある私に、馬場先生を始め、先輩たちから数々の暖かいアドバイスを頂いて、中間発表に望むことができました。物分りの悪い私に丁寧にご指導していただき、私は本当にありがたい環境にいるのだと感じます。これからまだ課題はたくさんありますが、卒業までの半年間も頑張っていきたいなと思っています。

さて、卒業後の進路なのですが、実は神奈川の教員採用試験に合格しました!
ドキドキの結果待ちだったので、今はとても嬉しいです!!
振り返れば、学部を卒業してすぐIDECに入学し、ザンビアで2年間活動し、たくさん分からない事やきつい事もあったのですが、その全部が今を築いているのだと実感します。
入学する前は正直、私がIDECに入学してザンビアに行っていいのか、と迷う事もありましたが、実際にIDECとザンビアで得た経験は、すごく大きくて重要で、自分の人生の中の貴重な時間としてこれからも残っていくんだろうなと思います。

これから卒業して新しい道に進むのも、IDEC入学前と同様で不安な事もありますが、きっといい時間が過ごせると信じて頑張ります!

2012年9月26日水曜日

Research Dissemination Seminar

 823日にザンビア大学にてResearch Dissemination Seminarが開催されました。これは6年前からザンビアプログラムとして毎年行っている研究発表会です。今年は、私中里と、現在派遣中の山中が発表しました。この他に青年海外協力隊でザンビアに理数科教師として派遣されている方2名も発表されました。また、毎年この時期にIDECから先生がザンビアへ出張し、研究相談や講義を行いますが、今年は池田先生がザンビアへ来られました。因みに私はこの時期に調査でザンビアに入っていたためこうしてブログを書いています。

 セミナーではザンビア大学の講師の方や修士課程の学生の方、教育省の方も発表をされました。これは、国を超えてザンビアの教育発展を願う人々がお互いに情報共有し議論する場としてとても有意義なものだと思います。

 一方で、実はこの準備段階は結構大変な行程で、今回の実行委員たちはこの日のために汗水流し、今か今かと待ち望んでいました。そして当日、無事に会が進行されたので、この日の夜は全身が解放された気分で乾杯しました。

2012年9月21日金曜日

私の任地KABWEでの生活の巻

今回は、赴任時から赴任先での生活について紹介していきます。

まず、赴任時のことを紹介します。赴任予定日は83日でしたが、配属先から「急に車が出せなくなった。」と言われ、赴任日が延期になった上に、バスで来るように言われました。「急に車が出せなくなるとは、さすがアフリカらしいなー。」と呑気に考えていました。しかし、「冷蔵庫、オーブン、ソファーやベッドなどをバスに乗せて赴任先に一人で行くのは大変過ぎる。さすがに自分一人では無理だ。」と思い、トラックをチャーターすることにしました。家具などが売っている大きなマーケットで、優しそうなおじさん(トラックの運ちゃん)に出逢いました。そして、そのおじさんが赴任先までトラックを運転して、連れて行ってくれることになりました。彼の名前は、ミントゥトゥ。出発日は、811日。朝10時にドミに来てくれるようミントゥトゥに伝えました。ミントゥトゥは、OKと言ってくれたのですが、「果たして彼は来るのか。ドタキャンされないだろうか。」など様々な不安を抱えながら、当日の朝を迎えました。「アフリカだし、さすがに来るとしても2時間後とかかな」。と思いながらも、一応、自分の荷物をまとめて待っていました。すると、10時丁度に彼はやって来ました。時間にルーズなアフリカ・・・しかし、ミントゥトゥは、違いました!とても感動しました。彼は、時間厳守だけでなく、荷物の固定をしてくれる等、サービスも良く、さらに感動しました。ミントゥトゥのおかげで無事にKABWEに到着することが出来きました。ミントゥトゥにナトテラサーナーです。※ナトテラサーナ=ベンバ語で「ありがとう」


次に、KABWEで私が2年間、生活する家と到着時の状況について紹介します。私の家は、なんと部屋が4つもあり、庭も広く、一人で住むには大きすぎるくらい広い家です。今回は、私の家の写真を載せます。家の中を見渡すと、窓は壊れている、グリルドアは設置されていない。しかも、電気も、ない。水は・・・水は、なんとか出て安心しました。しかし、今日一晩無事に過ごせるのだろうかと不安になりました。大家さんに連絡しましたが、大家さんは夜まで帰って来ないという状況でした。「はぁー大丈夫かなー。」とため息をつきながらも、「今できることをしよう!」と思い、まずは、停電時用に準備しておいたろうそくとマッチを荷物の中から探し出しました。とりあえず、ベッドなど部屋の中に移動できるものは移動して荷物の整理整頓をしながら大家さんの帰りを待つことにしました。大家さんに無事に会うことができ、電気も無事に付けてもらうことができました。グリルドアが付いていない上に、窓が壊われているという状況の中で、ちゃんと眠れるのか心配でしたが、引っ越しで疲れてるせいか、ぐっすり眠れました。そして、何事もなく無事に朝を迎えることができました。ハプニングだらけの引っ越しから早3週間が経過。未だに、グリルドアが設置されておらず、窓も壊れたままの状況ですが、「ここはアフリカだ。」と思い、なおしてもらえるのを気長に待っています。

そんなKABWEでの生活を紹介します。日本とは違いお湯が出ないため、お風呂に入る際には毎日お湯を沸かしています。そして、電気が付かない時は、自分で火を起こして料理をしたり、手で洗濯物を洗ったり・・・というアフリカらしい生活を楽しみながら、毎日充実した新居生活を送っています。しかし、未だに虫には慣れず、苦手です。大きなクモを発見するたびに「キャーキャー!!」と大騒ぎです。早く虫にも慣れますように・・・。
そんなこんなで来週からは、いよいよ活動開始です。色々不安なこともありますが、自分らしく元気に活動していきたいと思います。頑張るぞぉー。

2012年9月16日日曜日

「2回目のJICA出前講座」

明日より松山に戻り、二日間の教員採用試験の二次試験を受けてきます!
適性検査、場面指導、小論文、個人面接と盛りだくさんです。
がんばります!

さて、先週JICAの方より、出前講座の依頼を頂きました。
前回は中学校での道徳の授業の一部としての講座でした。今回は大学に近い、JICAの研修所を訪問する中学生に向けたものです。なので、どちらかと言えば興味関心をそそるような内容にしなければいけないと思います。
ということで、マラウイのカタさんをスペシャルゲストとして呼びます。カタさんに
「来てほしいなー。」と言うと。
I will come if you want」ということでした。
イケメンのセリフです。
子どもに何を話そうか、どうカタさんを活かそうか考えなければ!

2012年9月11日火曜日

ザンビア教育実習


8月はザンビアも学校がお休みの時期なので、私は先輩隊員の学校へ教育実習を受けに行ってきました。そこでは補講が行われており、ザンビア教師の授業見学や授業実践を行いました。今回は、21組で授業をするという方法を用い、私は広島大学の先輩でもある山中さんと初の共同授業を行いました。やはり、私は授業経験が少ないので授業づくりに関して苦戦することが多いのですが、授業準備から本番まで共同で行うことで、授業づくりの参考になりました。



生徒が楽しんでいる様子を見ると、1人で作った授業よりももっと嬉しいですね!!

また、823日にザンビアのUNZA大学と広島大学主催のワークショップを開催しました。当日は、UNZA大学と広島大学からの発表者の他に、JOCVや教育センターの方も発表も行われました。当日足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。今後、ザンビアと日本との議論の場がさらに増えていったら良いなと思います。