2015年6月8日月曜日

活動もあと2週間

ザンビアの6月は寒い。朝晩、特に朝が寒い。すぐにトイレ行きたくなるし、日陰にいると寒いので日が当たる場所に移動して暖まるほどです。

とうとう、活動もあと2週間になりました。そしてザンビアの生活も一ヶ月を切って、二年ぶりの日本ももうすぐです。思えば二年間、あっという間でした。特に二年目がすぐに過ぎ去った感覚です。

活動も二年間行ってきて、思い返すと生徒達に対してどれだけ変化をもたらすことが出来たのか、彼らの数学の能力は上がったのか、なんの影響力もなかったのだろうか。
感じたことは教師は生徒達に信頼されてこそ出来る仕事だなと思いました。生徒が教師のことを嫌いだったり、信頼出来ないと説明も聞かずに他の生徒と喋るし、授業をさぼる。また教え方が彼らに合わないと生徒達は聞くことを辞めて理解することも諦める。そして課題は他の生徒の回答を写して教師のサインをもらいに来る。だから何も理解せず、問題も自力で解けないまま次の内容に進む。これでは授業しても生徒の頭の中には何も残らない。

このような生徒が多くいて、少しでも減らすにはどうしたらいいのだろうか考える時間が多かったように思います。原因は何だろう、説明するのが速いからゆっくり話したらいいのか、話す英語が理解出来ないのなら簡単な英語で説理解出来るのではないか、説明に夢中にならず生徒が理解しているか見ながら質問して生徒を授業に集中させながら進めたらいいか、以前の内容が理解出来てないから復習すべきか、などなどいろいろと試行錯誤しながら授業を進めてきたと感じます。

二年間の活動を通して達成感を得ることは出来なかったですけど、二年間のもがきを通して多くのことを感じることが出来たのがよかったです。

生徒のみんな、いろんなことを教えてくれてナトテラサーナ(ありがとう)