5月2日(土)に、独立行政法人国際協力機構(JICA)がザンビアで実施している「授業実践能力強化プロジェクト」でチーフアドバイザーとしてご活躍の中井一芳氏を講師に迎え、教育分野における国際協力の実践についてお話をして頂きました。
本セミナーでは以下3つの内容を、ザンビアでのプロジェクトで収集されたデータを基に、プロジェクト実践者の視点からお話をされました。
1.プロジェクトの概要
-実施とその効果-
2.プロジェクトの質
–課題とその解決策-
3.プログラムの運営と管理
具体的には、ザンビアでどのようなプロセスを踏んで授業研究(Lesson Study*)が導入、普及されてきたのか。授業研究の質に関しては、どのようなデータで確認、収集、分析するのか。導入・普及をするにあたり出てきた課題や、授業研究の質に関する課題、そして、それら課題に対してどのような取り組みがとられたのかが、紹介されました。また、ザンビアの他に、フィリピンやインドネシアでの授業研究に関する取り組みの紹介もありました。
受講者は、日本人の他に、カンボジア、フィリピン、インドネシア等の国際色豊かな学生で、上述のザンビアでの取り組みと比較し、自国での課題をどのように改善できるのかを念頭に置いた具体的な質問や、積極的な話し合いが行われました。(同日は、大型連休初日にも関わらず20名近い学生の参加がありました。)
*Lesson Study is a peer-to-peer learning
approach where teachers share knowledge and skills to improve teaching through
planning, demonstrating, and assessing lessons. It consists of a fellow teacher
planning and observing a lesson followed by a discussion with peers about ways
to constructively improve these lessons. (Jenny Perlman Robinson / March 25,
2015, Brookings Institute ↓↓↓)
The project’s article introduced by Brookings
Institute(English)
ザンビアでのプロジェクトにご興味がある方(和文)
最後に、IDEC清水教授より、感謝状が贈られました。