本年、広島大学でJICA国別研修「ザンビア・初中等学校における教材研究手法(数学)Ⅱ」を受託し、11月4日より3週間、9名のザンビア人研修員が研修を受けています。研修員は、ザンビア教育省で働く行政官で、特に教育の質向上に尽力されている方々です。この研修は以下の流れで、日本の教材研究(数学)に関して、学んでいます。
1.来日前、ザンビアで指導案(小学4年生・小数)を作成
2.来日後、約10日間かけて、日本の教材研究の講義と実践を通して、指導案を改訂
3.IDECの学生に生徒役になってもらい模擬授業を実施
4.指導案を改訂
5.日本の学校で、日本の子ども達へ授業を実施
6.この研修の学びをまとめ、ザンビアに帰国後の活動計画を作成
7.帰国→ザンビアで、活動計画の実施
11月14日の模擬授業は、上記の3の部分にあたり、実際の学校での授業の予行演習になります。ザンプロ参加希望者、ザンプロOV,協力隊OV、また、IDECの留学生が子ども役になり授業を行い、その後、授業の改善点について話し合いが行われました。ザンビアの先生方がどのような授業をされるのか、授業を実施するにあたりの課題等、肌で感じることができる貴重な時間となりました。