2022年7月8日金曜日

ウガンダの人々の暮らし

こんにちは!2020年度ザンプロ生、牧研の横山穂佳です。ウガンダに到着してから、もう半年が過ぎ、徐々に生活にも慣れてきました。現在は1タームに引き続き、実験の補佐をしたり、新たに図書室の整理も開始したりしています。

今回は、ウガンダの人々の生活にフォーカスを当てて紹介したいと思います。

私の学校は地方にあるので、水道は各家庭に通っておらず、雨水を溜めたタンクや井戸から水を汲んできます。写真は私が井戸から水を汲んでいるところで、私の周りでアスカリ(警備員)の方が応援してくれています。

(写真:水くみ)

水道がないので、トイレも水洗トイレではなく、アカユと呼ばれるいわゆる“ぼっとんトイレ”のようなが空いているだけなのが一般的です。

(写真:アカユ)


洗濯ももちろん手洗いで、ジェリ缶(水を運ぶタンクのようなもの)に水を汲んできて、たらいに水を入れて洗います。生徒たちは干す場所がたりないので、芝生の草の上に干しています。そのあと、チャコ(炭)を使ったアイロンで、アイロンがけをします。


(写真:洗濯ものを芝生の上に干している)


電気に関しては先輩隊員の方の話を聞くと以前より安定してきているようにも思いますが、時々停電します。

私の地域に住んでいるウガンダの人々は、料理するときにガスは使わず、チャコ(炭)を使って料理をします。私も最初は炭に火をつけるのに苦戦していましたが、今ではうまく火をつけることができるようになりました。

(写真:マトケの調理風景)

近くにスーパーなどはなく、野菜などは道端で売っています。日によって売られている野菜が違います。豚肉は、イスラム教の方々に配慮して、囲われた小屋の中に吊り下げられており、量り売りされています。鶏肉は私の住んでいる地域ではあまり見かけませんが、写真のように鶏が小屋にたくさん入れられて売られています。日本のスーパーのように、加工され、骨などが取り除かれて売られているのは地方ではほとんどありません。

(写真:野菜が売っているところ)

(写真:豚肉が売っているところ)





(写真:にわとりが売っているところ)





(写真:小さな売店)

ウガンダでは、60%の人々がキリスト教を信仰していて、日曜日になると子どもから大人まで教会に行きます。ヨーロッパや日本でみる教会とはまた違って、手拍子をうちながら聖歌を歌うなど、にぎやかなのが印象的です。

ウガンダでの暮らしは、赤道直下ですが標高が高いため平均気温23度と比較的過ごしやすく緑の自然ヤギやニワトリなどの動物に囲まれる生活を送っています。機会があれば、また少しずつ紹介していけたらなと思います。


2022年6月20日月曜日

寒い季節になってきました

 お久しぶりです。2020年度ザンプロ生、三輪研の太田和希です。

もう6月中旬ですね。日本は半袖を着るくらいの気温になっている頃でしょうか。

ザンビアは1年で一番寒い季節になってきて、最近の最低気温は10度前後です。ザンビアでは12月から4月頃が雨季、5月から8月頃が涼しい乾季、9月から11月が暑い乾季と言われています。

私はなぜか、ザンビアについて調べるまでは、アフリカはどこの地域でも一年中暑いイメージがありました。よく考えるとそんなわけないのですが・・・。

ザンビアに渡航するにあたって気温を調べていたので、かなり寒くなるということは知っていたのですが、広島大学のある東広島市では気温が氷点下になることもよくあるため、ザンビアで10度前後といってもそれほど寒くないのではないかと高を括っていました。寒い時期用に持って来た服は、長袖の服を数着とあまり厚くないマウンテンパーカーだけだったので、先月赴任された新しい隊員の方にお願いして、日本からヒートテックを3着持ってきていただきました。

おかげさまでヒートテックを着て活動できていますが、それでも日々凍えています。同僚の先生には、「日本はもっと寒いんだから、ザンビアの寒さは余裕でしょ?」とよく言われるのですが、その度に、ザンビアの寒さを甘く見ていたがゆえに凍えている自分が恥ずかしくなります。

 

生徒たちは、制服の着こなしに関して厳しく指導されていますが、授業中でもアウターやマフラーの着用は許されているようです。しかし、前回の投稿でお話ししたように、いすが足りないために床に座って授業を受けている生徒がいます。


もちろん教室には暖房がなく、窓も壊れているため冷気がしっかり入ってきて、授業をしている私も凍えるくらいです。そんな中でコンクリートの床に座りながら授業を受けているのはかなり気の毒に思ったので、以前
JICAから感染症対策の一環で屋外授業に利用するために寄付されたプラスチックのいす20ほどを、自由に使えるようにしました。私が活動する学校では備品の管理が徹底されていて素晴らしいのですが、寄付されたいすは鍵のかかる部屋で厳重に保管されていたため、あまり気軽に使える状態ではありませんでした。これはもったいない!と思ったので、いすの保管場所を職員室に変え、必要なときだけ持ち出すことを条件に、生徒が自由にいすを使えるようにしました。職員室にいる教員全員で見守っているので、生徒もルールを守って使っています。

 

今回は、ザンビアの寒さについてお話ししました。最近は風邪をひかないように、家の中でもアウターを着て毛布を被っています。みなさんも、この時期にザンビアに渡航される場合は寒さ対策をお忘れなく!(ちなみに日中は25度を超えることもあるので、インナーを着込みすぎると大変です・・・。)

2022年6月2日木曜日

ウガンダのごはんって?

Gyebaleko!

2020年度ザンプロ生、清水研の小田侑佳です。

今回は「ウガンダの食」についてご紹介します。

 

★学校編

 私の学校は、1日の中でBreak time(10:0011:00)Lunch time(13:0014:00)があります。

Break timeではキャンティーンでおやつを買って食べたり、ポリッジと呼ばれるトウモロコシの粉をお湯で割ったものを飲んだりします。



(ポリッジ)






おやつは、ジャガイモ揚げ、キャッサバ揚げ、パンケーキ、おにぎり、サモサなどが買えます。


(キャンティーンのおやつ)



おにぎりは日本とは違い、握った後にパウダーをつけて揚げたおにぎりです。

(ウガンダのおにぎり)

 

 (給食室 外観)


Lunch time
では子どもたちは給食室の前に列を作って、ポショ(トウモロコシの粉をお湯で練ったもの)に豆のスープがかかったものを食べます。




(↑給食室キッチン)    (↑子どもたちの昼食)


教員にも昼食が提供されますが、子どもたちと違って、メニューが少しずつ変わります。






          

       (↑ポショと豆スープ)         (↑お米と豆スープ)      

以下の写真で出てきますが、マトケは青バナナのことで、黄色いバナナのようには甘くないです。






         

(↑マトケとジーナッツソース)     (↑マトケとチキン)







(↑ポショと魚)        (↑カトゴ キャッサバと豆を煮たもの)

 

★レストランや特別な日のローカルフード

ウガンダ飯の基本は、主食とスープですが、レストランや特別な日は品数が増えます!

 (↓あるパーティーでの食事)







 





★週末よく食べるもの

私は週末、露店で昼食を調達することが多いです。


骨付きどり、 トウモロコシ、フライドポテト、ポップコーンなど様々な露店があります。


(←露店   チップス)

 


その中でも私のお気に入りがロレックス

ロレックスと聞くと某有名時計店を思い浮かべる方が大多数ではないでしょうか?

ロレックスとは薄焼き卵とチャパティ(小麦粉の薄焼き)を巻いたものです。

「卵を巻く」という意味のRoll eggsをもじってRolexとなったようです。




(ロレックス    見た目)

 





チャパティと卵のほかに、キャベツ、トマト、玉ねぎ、ピーマンなどを入れてくれるロレックス屋さんもあります。





(ロレックス    中身)

 





ロレックス屋さんの目印は、卵と以下の写真の丸い鉄板です!




(ロレックス    鉄板)

 





ローカルな場所では1つ10002000UGX(3264)とお手頃価格です。

お店によっては、価格は上がりますがチキンが入ったりしているので、いろんなところのロレックスを試してみてはいかがでしょうか。

  

★こんな魚料理も!

週末遠出した際に、レストランで食べました。

臭みもなく美味しかったです。





(レストランでの魚料理)

 

 



ウガンダに来られた際は、ぜひいろんな地元食をトライしてみてください。

 文・写真)2020年度清水研/小田



2022年5月23日月曜日

ウガンダ派遣学生より現地報告(学校紹介)

 GyebalekoOli Otya

こんにちは。2020年度ザンプロ生、牧研の横山穂佳です。前々回のブログ投稿者小田さんと共に、JICA海外協力隊としてウガンダに12月に派遣され、任地での生活も4か月目に入りました。

 

私はウガンダのムベンデ県(首都であるカンパラから車で約2時間半)の中高等学校で、理科教員として活動しています。今週から第2学期目が始まりましたが、1学期目は顕微鏡を用いて細胞の観察をしたり、菌について学習する単元でヨーグルトを作成したり、パンの発酵の様子を観察したりしました。

      (理科室での実験の様子)


今回は私の学校を紹介したいと思います。中高等学校には、日本でいう中学校と高校段階の生徒が通っています。OOrdinary)レベルとAAdvanced)レベルに分かれており、Oレベルが4年間、Aレベルが2年間となっています。呼び方は、O1ではなく、SSenior)1からS6となっています。ちなみに、Primary(いわゆる小学校)とOレベル、Aレベルそれぞれ終わるときには国が定める試験があり、S4とS6は特に試験勉強をがんばっています。

 

私の学校は、男女共学でカトリック教会によって設立されました。そのため、毎週水曜日と日曜日の朝にはミサがあり、生徒はミサのために歌を練習したり、ときには踊ったりします。

             (集会の様子)              男女それぞれ寮が併設されており、遠くから通う生徒が寮で暮らしています。生徒数は470名ほどで、S1は1クラス約100人とかなり多いです。そのため教室に入りきらず、講堂を教室として使っています。教科書も11冊持っておらず、毎時間図書室に借りに行きます。教科によっては、3人で1冊の場合もあります。いつか、生徒全員の手に教科書が渡る日が来たらいいなと思います。

 

教員数は31名で、教員ではないスタッフが10名以上います。スタッフは、会計士、警備員(現地ではアスカリと呼びます)、生徒の食事を作る人、寮母さん、購買のスタッフ、図書室のスタッフなどです。先生方はとても熱心で放課後や休日も、授業をしていたり、生徒からの質問に答えたりしています。

 


これから任地での生活や活動の様子、生徒の日常生活などをお伝えしていけたらと思っています。

2022年5月17日火曜日

(ザンビアより)一学期が終わりました!

はじめまして!2020年度ザンプロ生、三輪研の太田和希と申します。

私は2021年度3次隊JICA海外協力隊として今年の1月にザンビアに派遣されました。

私の配属先はザンビアの首都ルサカにある初等学校です。日本語では初等学校と名付けられていますが、実際はBasic Schoolといい、初等教育と前期中等教育を担っています。

ザンビアは1月に新年度が始まりましたが、新型コロナウイルスの影響で始業が遅れ、私の活動が始まった2月中旬にようやく授業が始まりました。私は小学校教育隊員ですが、一学期の間は日本の中学2年生にあたる8年生の理科と数学の授業を担当しました。今後も8,9年生の理科と数学を担当する予定です。

 

実際は二学期が始まる時期ですが、以下に一学期を終えての感想を書かせていただきます。

 

その前に少しだけ、私の配属先の学校の紹介をします。

私がいる学校は、1999年に日本の政府開発援助(ODA)の無償資金協力で建設されました。同年に高円宮同妃両殿下のザンビア公式御訪問を記念して、学校名も「プリンス・タカマドスクール」と名付けられた他、高円宮同妃両殿下と当時の大統領ご夫妻の像が建てられました。

 


<高円宮同妃両殿下と当時の大統領夫妻の像>





 

校舎はしっかりしていて、校庭も広く、木や芝の手入れもされています。地面も舗装されているので、学校を訪問された日本人の方には、「きれいな学校ですね」と言ってもらえます。

 


<校舎と校庭>









 教室は日本と同じぐらいの広さです。

<教室>

 




ですが、多いクラスはここで80人の生徒が授業を受けるので、机が足らず、3~4人でこの机を使いますが、床に座って授業を受ける生徒もいます。

 

一学期の印象としてすぐに思い浮かぶのは、このような環境でも一生懸命に授業を受けている生徒たちです。きれいな学校とはいえ、やはり学習をするには厳しい環境であるように思います。椅子も机も足りていない、教室の電気がつかない、黒板がぼろぼろで文字が見えにくい、窓の外から他校の生徒にちょっかいをかけられる・・・と、挙げるときりがないですが、この環境でもしっかりノートをとっている生徒の姿に感銘を受けています。

 

この2ヶ月間授業をしてみて一番難しいと感じたのは、英語の読み書きができない生徒への指導です。ザンビアでは7年生で国家試験(初等教育の卒業試験)に合格しなければ8年生に進級できないのですが、最近は一定の学力がなくても全員合格できるそうで(その背景に関しては正確な情報がないので言及を控えますが)、8年生にも英語の読み書きができない生徒が多くいます。

そのような生徒たちは英語での授業についていけないので、同僚の先生は現地語を交えて授業をしています。私は現地語で授業できるほどの語学力がないため、視覚教材を活用したり、生徒同士で話し合わせたりしていますが、やはりそう一筋縄ではいかず、特に期末試験では英語の読み書きができないことのハンデがいかに大きいかを思い知らされました。

 

また、これはザンビアに来る前からわかっていたことなのですが、学習のための設備や資源がやはり不足しています。以前は、資源が少ない中でも、身近なものを利用して実験をしたり教材を作ったりするのが、協力隊としての活動の醍醐味だと思っていたのですが、いざとなると非常に悩まされます。次の学期では顕微鏡での植物の観察があるのですが、私がいる学校には顕微鏡がないので、どのように観察しようかとずっと考えています。

教材作りに関しても、学校から紙などを提供してもらえるわけではないため、自分のお金やJICAに申請できる現地業務費を使って教材を作っても、それはこの学校にとって持続可能な方法ではないのではないだろうか・・・でもせめて絵や写真がないと生徒は理解できない・・・といった葛藤をする日々です。

 

しかし、今はやっとザンビアのことや学校のことを知り始めたというところだと思うので、これからより効果的に生徒の学びを支えられるよう、同僚の先生方と協力しながら頑張っていきます。

2022年4月12日火曜日

ウガンダでの活動 (現地より第1報)

 Gyebaleko!

2020年度ザンプロ生、清水研の小田侑佳です。

私達(牧研:横山穂佳/清水研:小田侑佳)は2021年度2次隊JICA海外協力隊として昨年12月より、ウガンダ(新型コロナによる任国振替)へ派遣され、今年の1月末より、それぞれの任地に赴任し、本格的に活動が始まりました。

ウガンダの学校は3学期制で、丁度この記事が投稿される4月15日に1学期が終わります。今回は、配属先に関することと、私が1学期で行ってきたことを紹介します。

私の配属先は、首都カンパラからエンテベ空港方面に25kmほど進んだところにある、Kitala C/U Primary School です。私は小学校3年生、4年生、5年生、6年生の体育を担当しています。1学年1学級で、1クラス50人のところもあれば、100人のところもあり学年によって様々です。




小学校6年生のクラス





現在私は、算数・理科の授業を持っていませんが、空いた時間に先生方の算数・理科の授業を観察しています。

担当している体育の授業では、リレー、身体づくり運動、簡易スポーツテスト、ドッジボールなどをしました。




スポーツテスト(反復横跳び)








ドッジボール



1クラス50〜100人ということもあり、スポーツテスト実施の際、生徒1人1人の記録を取るのがとても大変でした。来年の2〜3月に再びスポーツテストを行う予定です。1年でどれだけ子どもたちが成長するのか楽しみです。


体育の授業をしていて驚いたのが「ウガンダ式真っ直ぐに並ぶ方法」があったことです。

以下の写真の様に、片腕をあげて並びます。




ウガンダ式(チタラ小学校式)整列の仕方





また1学期には陸上記録会があり、引率しました。




陸上記録会 ストレッチの様子





この1学期は体育メインに活動してきました。

算数・理科に関して、1学期末テスト(100点満点)の結果を見てみると、「クラスの最高得点が60点以下」「点数1桁の生徒も多く見られる」と課題が沢山あると感じました。

引き続き、算数・理科は授業観察を行うと共に、2学期からは算数・理科の授業に介入していく予定です。



2022年4月5日火曜日

2022年4月時点の派遣状況(派遣は継続しています)

 新型コロナ感染症の影響で、海外渡航などに制限があり、ザンビア特別教育プログラムにも影響がありました。

先月、3月5日には当プログラム20周年成果報告会を開催しましたが、20年継続していることの大切さ、大変さ、そして多くの方がたの努力と貢献があり続いていることを実感しました。

新型コロナ感染症についても、多くの方々の検討・調整、そして本人の強い意志と希望により、なんとか派遣を行っています。

さて、先日も、将来本プログラムの応募を考えている方から問い合わせがありました。

「ザンビア特別教育プログラムは、新型コロナで今中止になっていますでしょうか」

ご安心ください、とは言えませんが(今後も世界的な感染症の状況は読めません)、現在も派遣は続いております。

ザンビア特別教育プログラムHPのトップページではないのでご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の派遣メンバーを下記から知ることができます。

参加のきっかけ | JICA海外協力隊・広島大学大学院連携 ザンビア特別教育プログラム (hiroshima-u.ac.jp)

最初は安全第一であまり外出せず、まだ活動写真などがないと思いますが、少しずつ、活動中の様子なども現地よりお知らせいただく予定です。

お楽しみに